あれから5年が経ち、棚橋は新日本の社長に就任。ケニーは昨年、ウィル・オスプレイが持っていたIWGP USヘビー級王座に挑戦するため、久々に新日本マットへ上がっているが、昨年末から憩室炎で長期欠場おり、新日本からオカダがAEWに移籍。ヤングバックスがケニーとのユニットTHE ELITEからケニーを追放し、オカダを迎え入れたことなどもあり、お互いに立場が大きく変わっている中、来年1月5日に東京ドームで、新日本、AEW、アメリカROH、メキシコCMLL、スターダムによる日米墨合同興行『WRESTLE DYNASTY』の開催が決定した。
この大会はAEWの日本公演を新日本やその提携団体(スターダムは傘下)が協力する令和版『日米レスリングサミット』(1990年4月3日に東京ドームで開催、WWFの日本進出に全日本プロレスと新日本が協力)とも言われている。AEWの副社長でもあるケニーと新日本の社長になった棚橋による対談は、この大会に向けた大きなプロモーションと言ってもいいだろう。新日本の事務所を訪ねたケニーに棚橋は「ウェルカム」と笑顔で出迎えてハグを交わした。「久しぶり! 5年ぶりだよ」と話しかけた棚橋もケニーも嬉しそうだ。
ケニーは「正直に言うと、その時のケニー・オメガは棚橋さんの最後にしたかった。でも最後にはならなくて。絶対に私の方が強かった。絶対に私の方が早かったのに何で負けたんだろう。それはここ(気持ち)ですよ。その日に学びました。今でも悔しい気持ちがあるけど、感謝したい気持ちもあります。ライバルとして」とあの試合の敗因について話すと、棚橋は「そういった部分を超越して気持ちの部分で闘えたのがよかった。5年という月日が流れて僕も社長になって、コロナ禍で不自由だったときに伸びてきた若い選手はいっぱいいる。欲を言えば、そういう選手とケニーが闘ってほしいし、一回ケニーを経験してほしいなというのがある。これからAEWと新日本プロレスが協力していけるんじゃないかという思いがある」とケニーの退団後に台頭してきた新世代の選手と対戦して欲しいと熱望する。
ケニーも「私が引退するまでに完全燃焼できる試合をしたい。それが新日本のリングだったら相応しい。久しぶりに日本での大会がありますが、日本のリングが初めての選手もいる。選手とファンがワクワクしている。それは気持ちいいですね。もし私が復帰ができたら最高です」と1.5ドームでの復帰と、新日本の選手との対戦を楽しみにしていた。さらに棚橋が「ヤングバックスとはあんなに仲が良かったのにわからないね」とTHE ELITEから追放された話を振ると「ヤングバックスは自分勝手。でも昔の私みたいだから、あまり怒ってない」としつつ「復帰ができたらヤングバックスと闘いたい。もし気持ちが一緒なら棚橋が味方で闘いたい」と棚橋とのドリームタッグでヤングバックスを制裁したい考えを明らかにした。
これに対して棚橋は「新日本のリングに上がってくれるなら、ケニーの思うような自分が理想とするプロレスをやってほしい」と語っており、イデオロギー闘争を経て、お互いに分かり合える部分があったようだ。
1.4ドームはもちろんのこと、1.5ドームも世界中のプロレスファンに注目される大会になるのは間違いない。WWEの1強時代に新日本とAEWが強力タッグを結成してプロレスの面白さを世界中に伝えていく。
文⚫︎どら増田
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ケニーは「正直に言うと、その時のケニー・オメガは棚橋さんの最後にしたかった。でも最後にはならなくて。絶対に私の方が強かった。絶対に私の方が早かったのに何で負けたんだろう。それはここ(気持ち)ですよ。その日に学びました。今でも悔しい気持ちがあるけど、感謝したい気持ちもあります。ライバルとして」とあの試合の敗因について話すと、棚橋は「そういった部分を超越して気持ちの部分で闘えたのがよかった。5年という月日が流れて僕も社長になって、コロナ禍で不自由だったときに伸びてきた若い選手はいっぱいいる。欲を言えば、そういう選手とケニーが闘ってほしいし、一回ケニーを経験してほしいなというのがある。これからAEWと新日本プロレスが協力していけるんじゃないかという思いがある」とケニーの退団後に台頭してきた新世代の選手と対戦して欲しいと熱望する。
ケニーも「私が引退するまでに完全燃焼できる試合をしたい。それが新日本のリングだったら相応しい。久しぶりに日本での大会がありますが、日本のリングが初めての選手もいる。選手とファンがワクワクしている。それは気持ちいいですね。もし私が復帰ができたら最高です」と1.5ドームでの復帰と、新日本の選手との対戦を楽しみにしていた。さらに棚橋が「ヤングバックスとはあんなに仲が良かったのにわからないね」とTHE ELITEから追放された話を振ると「ヤングバックスは自分勝手。でも昔の私みたいだから、あまり怒ってない」としつつ「復帰ができたらヤングバックスと闘いたい。もし気持ちが一緒なら棚橋が味方で闘いたい」と棚橋とのドリームタッグでヤングバックスを制裁したい考えを明らかにした。
これに対して棚橋は「新日本のリングに上がってくれるなら、ケニーの思うような自分が理想とするプロレスをやってほしい」と語っており、イデオロギー闘争を経て、お互いに分かり合える部分があったようだ。
1.4ドームはもちろんのこと、1.5ドームも世界中のプロレスファンに注目される大会になるのは間違いない。WWEの1強時代に新日本とAEWが強力タッグを結成してプロレスの面白さを世界中に伝えていく。
文⚫︎どら増田
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