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格闘技・プロレス

「あの経験があったから…」打ちのめされタフになった青野未来 マリーゴールドのトップを見据える今見ておくべき女子プロレスラー

橋本宗洋

2024.11.01

これまで挑発を受けてきた野崎に勝利。得意のスタイルズ・クラッシュも威力を発揮。(C)マリーゴールド

これまで挑発を受けてきた野崎に勝利。得意のスタイルズ・クラッシュも威力を発揮。(C)マリーゴールド

 プライドを刺激され、悔しさを感じることで青野はよりタフになっていた。得意技のスタイルズ・クラッシュをエプロンで放つ大胆さも見せ、3発目でフィニッシュ。さんざん顔面を蹴られたが、蹴られた分だけ蹴り返しての勝利でもあった。
 
 試合後は「ここで勝てたから次に進める」と、ワールド王座挑戦を表明。マリーゴールドのトップに立つというアピールだ。

 Sareeeには11.14後楽園大会で“女子プロレス界の人間国宝”高橋奈七永が挑戦する。またリーグ戦優勝者の林下詩美にも挑戦権があり、来年1月3日の挑戦を表明済みだ。

 青野としては「いつでもいける(挑戦できる)ように準備をしておきます」というスタンス。仮にSareeeとの対戦になれば、リーグ戦では引き分けだっただけに決着戦という意味合いも出てくる。

 一時はリングから離れることも考えた。そこから新天地での戴冠、王者対決へとステップアップ。団体移籍はキャリアの転機となり、同時に青野未来という存在はマリーゴールドに欠かせないものにもなっている。女子プロレス界において、いま見ておくべき選手のひとりだ。

取材・文●橋本宗洋
【記事】黙って魅せる選手から、誰が相手でも黙っていない選手へ。マリーゴールド移籍で青野未来が変わった!「もっと熱く、ギラギラに輝きたい」

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