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バレーボール

石川祐希が欧州最高峰チャンピオンズリーグで躍動! 最多15得点でペルージャ快勝、今季公式戦でいまだ負け知らず

THE DIGEST編集部

2024.12.06

 第1セット、エンジン全開のパフォーマンスでペルージャを勢いづけたのは、3試合ぶりにスターターを任された石川だった。開始早々のサービスでプロツニスキーのブロックを演出すると、自身最初の得点でリードを2点とする。中盤にレセプションでやや苦戦するも、バックアタック4打とレフト弾3発で7得点を挙げたアタックは決定率100%。セット先取へとチームをけん引した。
 

 第2セットをビハインドでスタートしたペルージャは、ベンタラの2連続エースなどで逆転に成功。3日前のモンツァ戦をエースで締めくくった石川もサーブを炸裂させる。レセプションに苦しみ3得点を献上した相手はタイムアウトで悪い流れを断ち切ろうとするが、背番号14は意に介さず圧巻の6連続ブレークでリードを7点へ広げる。ところが、以降のペルージャはリリーフサーバーを含めサーブミス7本などで巻き返しを許して終盤は予想外の大接戦に。そこで再び奮起したのは石川。バックアタックで5度目のセットポイント、そして、3枚ブロックの内側を抜く一打で引き寄せた6度目をロセルがブロックで仕留めて白星に王手をかけた。

 石川は、続く第3セットが始まるやブロックアウトとエースで2連続得点。ペルージャは多彩な攻撃にエースとブロックで後半にリードを広げる。終盤、サイドアウトに苦労し失点が重なり1点差まで追い上げられるも、2度目のマッチポイントで相手サーブがラインを割り試合終了。4回戦ファーストレグ3試合を全てストレート勝利で終えて首位をキープした。

 石川は、プロツニスキーとともに試合最多タイの15得点(アタック14、エース1)を記録。アタック決定率は74%と非常に高い数字を叩き出し、久しぶりの先発フル出場で好調さを強烈にアピールした(※大会公式スタッツの70%は、プロツニスキーのアタックエラー[第3セット]2本の内1本が石川にカウントされているため誤り)。

 現地木曜日をイタリアへの復路移動に費やし2日間の準備で臨むペルージャの次戦は、レギュラーシーズン前半最終節(日本時間12月8日23時30分開始予定)。4試合ぶりのホームで、4位ガスセールズ ブルーエナジー・ピアチェンツァを迎え撃つ。

構成●THE DIGEST編集部
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