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モータースポーツ

「自分自身にも、チームにも満足」 角田裕毅、悔しい最終戦の後で今季をポジティブに総括! 専門メディアは「アブダビでは最後の輝きも躍進も見られず」

THE DIGEST編集部

2024.12.10

 一方、RBの技術統括責任者であるティム・ゴスは、「ユウキのスタートは上手くいかなかったが、これはアンチストールが作動したからだ。その後は後方から安定したドライビングを見せたが、終盤でランス・ストロール(アストンマーティン)に僅差で敗れた」と角田に言及している。

 チーム代表のローラン・メキーズは、角田のマシントラブルだけでなく、彼以上に入賞の可能性があったリアム・ローソン(終盤リタイアも17位完走扱い)のレースをピット作業での不手際によって台無しにしてしまったこともあり、「今季、チームが信頼性やピット作業において良い成果を上げてきたことを考えると、このような形でシーズンを終えるのは辛いものがある」と悔しさを示した。

 各国専門メディアの報道を見ると、ブラジルのF1専門サイト『F1 MANIA』が「RBはシーズン最終戦で目標を達成することができず、期待していた形でシーズンを終えられなかった」、ポーランドのF1専門サイト『dziel pasje』は「RBはコンストラクターズ・チャンピオンシップで6位どころか、7位の座を争うこともできず、最終的にアルピーヌとハースの後ろでシーズンを終了。シーズン最終戦は、両ドライバーにとっても失望の結果となった」と、それぞれ伝えている。
 
 そして英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「アブダビGPの勝者と敗者」と題した記事でRBを「敗者」に選定し、「彼らにとっては厳しいレースだった。コンストラクターズ6位のチャンスはあったが、ライバルにとって脅威となることはなかった」とイタリア籍のチームを評し、ドライバーについても以下のように綴った。

「ローソンはピットストップでタイヤが取り付けられないまま送り出され、ペナルティーと再ピットが必要となり、レース終了間際に停車。角田は周回遅れとなり、終盤にピットインせず走行を続けたチームの判断を悔い、今季最も苛立たしいメッセージを無線で送ることに。セルジオ・ペレス(レッドブル)の代役候補となっている両ドライバーだが、アブダビでは最後の輝きも躍進も見られなかった」

構成●THE DIGEST編集部

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