長与千種はダンプ松本と常軌を逸した抗争を展開、そのことでカリスマとなった。逆に言えば、長与千種というベビーフェイスを痛めつけることで、ヒール・ダンプ松本の怖さや狂気が際立った。
そしてそれは、いつの時代も同じことだ。この夏、ワールド・オブ・スターダム王座を獲得したナツコは執拗に中野たむを攻撃。ベルトを奪った相手である舞華とは、12月29日の両国国技館大会でも対戦する。スターダムにおける闘いのドラマ、その一つの軸を担っているのがナツコなのは間違いない。ベビーフェイスが魅力的であればあるほどヒールが目立ち、ヒールが憎らしいほどベビーフェイスが輝く。
コミコンでの試合では、ナツコたちに圧倒されながらも必死に立ち向かう玖麗の姿も印象的だった。毒霧をまともに喰らって顔面は真っ青。しかしそんな姿だからこそ記憶に残る。やられっぷりのよさもレスラーのポテンシャルだ。まさにナツコが玖麗を“育てて”いる光景だったのかもしれない。
『極悪女王』でヒールという存在にあらためてスポットが当たる中、ナツコの実力と“プロレス頭”への評価も高まっている。もちろん、SNSや今回のようなトークもある中で“優しさ”や素の部分をまったく見せないというのも難しい。ナツコには“現代的ヒール”の確立という役目もあるわけだ。
観客に向けて「プロレスは昔の話じゃなくて、今も続いてます」と語ったナツコ。『極悪女王』を見れば、誰もが「昔の女子プロレスは凄かった」と思うだろう。しかしナツコやスターダムの選手たちに、そこで終わらせるつもりなどない。今のプロレスを盛り上げるのが現役選手の仕事なのだ。普段の興行とは違う場だからこそ、そのプライドを強く感じた。
取材・文●橋本宗洋
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