変化は他にもあった。司令塔へのプレッシャーだ。
早大の1年生スタンドオフである服部亮太は、この午後も秋に続いてロングキックでスタンドを沸かせた。ただ、要所で圧力に泣いた。
本人が悔やむのは、後半2分頃の被ターンオーバーだ。自身から見てハーフ線付近左からカウンターアタックを仕掛けたところで捕まり、乗り越えられた。帝京大は獲得したボールをすぐに奥側へキックし、21―15と逆転するまでの下地を作った。服部の弁。
「キックを蹴ればよかったところで、ランに切り替えた。楽に奥に蹴ってチェイスすれば、もっと楽に戦えたかなと…」
2024年度の大学シーンにおいて最大級のインパクトを示したルーキーとて、このほど4連覇達成の強敵を前に現実を知った。
「足の疲労度が(それまでと)全然、違っていて、後半になったら走れなくて声が出ないということもありました。(来季は)『1年生だから』というのは通じない。自信をつけ、(周りを)引っ張れる存在になれたらと思います」
帝京大のフランカーである青木恵斗主将は、当日の朝、「(これまで)ラグビーをしていて一番、気持ちのいい起き方ができた。すっきりしていた」。自分たちが晩秋の折とは違う姿になっているのを、観衆に披露する前からわかっていた。
取材・文●向風見也(ラグビーライター)
【画像】 世界に名を馳せるトッププレーヤー30選!
【記事】初キャップも期待される【大学ラグビー】ネクストジャパン7選! いよいよ選手権に登場する名門校のキーマンたち
【動画】パシフィック・ネーションズカップ準決勝・サモア戦ハイライト
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本人が悔やむのは、後半2分頃の被ターンオーバーだ。自身から見てハーフ線付近左からカウンターアタックを仕掛けたところで捕まり、乗り越えられた。帝京大は獲得したボールをすぐに奥側へキックし、21―15と逆転するまでの下地を作った。服部の弁。
「キックを蹴ればよかったところで、ランに切り替えた。楽に奥に蹴ってチェイスすれば、もっと楽に戦えたかなと…」
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「足の疲労度が(それまでと)全然、違っていて、後半になったら走れなくて声が出ないということもありました。(来季は)『1年生だから』というのは通じない。自信をつけ、(周りを)引っ張れる存在になれたらと思います」
帝京大のフランカーである青木恵斗主将は、当日の朝、「(これまで)ラグビーをしていて一番、気持ちのいい起き方ができた。すっきりしていた」。自分たちが晩秋の折とは違う姿になっているのを、観衆に披露する前からわかっていた。
取材・文●向風見也(ラグビーライター)
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