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バレーボール

石川祐希、リーグ2戦ぶりの勝利に「勝てて良かった」と安堵の表情 今季初黒星から5戦4敗のペルージャが終盤戦に向け立て直しへ

THE DIGEST編集部

2025.02.07

 一方、本人も言及してきたレセプションの向上は急務。

「僕たちの(アンジェロ・ロレンツェッティ)監督はレセプションに対して厳しい。それでも、コラチ選手やセメニウク選手はあまり言われないので、やっぱりプレッシャーというか、僕自身そういうものは感じながらやっています。でも、その中でパフォーマンスを発揮しないといけないので、いい練習になるというか成長できる要素だと思っています」
 

 数日前、「今、ユウキに何を求めるか?」と同監督に尋ねた際、「レセプション!」と一択回答。それを伝えると、うなずいた石川は間髪を入れずに心情を述べた。

「それ以外は多分いいと思うので、まあそこだけは僕も一番大事にしてるというか、そこがしっかりと返せるようになれば、またチームの立ち位置も変わってくると思っています。プロトニツキ選手とセメニウク選手はレセプションがいいので、やっぱり彼ら以上の数字、彼らに近い数字に持っていけるようにしたいです」

 対戦相手の素晴らしい戦いぶりの前に黒星を並べたペルージャ。1月中旬に始まり3週ほど続いた不遇は、複数選手のコンディション不良が重なったことも影響した。とりわけ、無敵を誇った大きな要因のひとつであるOH3枚戦略は、その一角を欠いて封じるしかなかった。セメニウクとOH2人で連戦をこなしてきた期間についてはこう振り返った。

「代わりがいないっていうのは、まあひとつ大変…というか、今までは僕が途中から出て流れを変えるとかできたのが、流れがなかなか変えられなかったので。プロトニツキ選手が復帰できたことで、悪くなったときでも流れを変えられる要素がひとつでもあるっていうのは、チームとして大きなプラスだと思います」

 試合数の少ない2月に調整を重ねてチームが万全の状態で迎えたいのは、リーグ連覇を狙うプレーオフ。直近で不調のあった脚のコンディションを確認すると、石川は「問題ありません」と力強く答えた。

 レギュラーシーズンは残り4試合。首位を守るペルージャは次戦の後半8節(日本時間2月10日午前0時開始予定)で、9位ユアサバッテリー・グロッタッツォリーナとのアウェー戦に臨む。

取材・文●佳子S.バディアーリ
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