現地1月16日に行なわれたバレーボールの欧州クラブ王者を決定する2024-25シーズンCEVチャンピオンズリーグ(CL)の4回戦グループステージ・セカンドレグ最終戦。男子日本代表の石川祐希が所属する首位シル シコマ モニーニ・ペルージャ(イタリア)は、2位ハルクバンク・アンカラ(トルコ)と対戦し、セットカウント2-3(26-28、25-14、25-15、18-25、12-15)で今大会初黒星を喫した。すでに確定していた準々決勝へは4位で出場することが決まった。
【動画】石川祐希がチームトップの15得点 コッパ・イタリア準決勝
1月中旬以降、負傷者の続出などで試練の時を送るペルージャは、リーグ戦でトレンティーノに敗れて全勝記録がストップ。CL前節ですぐに白星を取り戻したが、国内リーグ翌節でチヴィタノーヴァにも黒星。過密日程の中で迎えたコッパイタリア準決勝は2セット先取からヴェローナに逆転を許した。連覇を狙うはずだった決勝の舞台を逃すと同時に、今季全コンペティション制覇の夢が途絶えた。
先発はコッパイタリアから引き続き、司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、アウトサイドヒッター(OH)石川とポーランド代表カミル・セメニウク、ミドルブロッカー(MB)アルゼンチン代表アグスティン・ロセルとイタリア代表ロベルト・ルッソ、リベロの元イタリア代表マッシモ・コラチ。オポジット(OP)に、コッパ戦は肩の故障で途中出場だった元チュニジア代表ワシム・ベンタラを据えて臨んだ。
ハルクバンクは、12月にロシアリーグのロコモティブと契約解除になり獲得したOHのブラジル代表イオアンディ・レアルを、トルコ代表OHミルツァ・ラグンジアに替えて先発起用。ほかは、セッターの米国代表マイカ・マアら、1stレグと同様のメンバーで試合をスタートした。
第1セット、レセプションの安定を欠いて3点のビハインドを負ったペルージャだったが、後半の入りに、石川のレフト攻撃で奪ったサイドアウトが起点となり、直後に連続ブレーク。点差を詰めて接戦へ持ち込み、終盤には石川がブロックが割れたところを突いてセットポイント。しかし、4度にわたり回避された後、セメニウクがブロックに捕まり先行を許した。
第2セットは、石川がレフト弾3発に加え、サーブや守備で序盤からブレークに貢献する。早々にリズムをつかんだペルージャは、アタックが冴えたベンタラ(88%)と石川(83%)の攻撃と周到な守備で相手を寄せ付けず。ジャンネッリの好守をつないだセメニウクの2段トスを石川がレフトから沈めて試合を振り出しに戻した。
第3セットも主導権を握って連取したペルージャは、続く4セット目序盤の混戦を抜け出し、石川がレフトから叩き込んだ強烈な一打で14-11へリードを広げる。ところが、石川が右膝の上あたりを痛めた模様でベンチへ下がるアクシデントが発生。チームをけん引していた背番号14の離脱で終盤に失速し、タイブレークへ持ち込まれた。
石川を最終セット開始からコートへ戻したペルージャだったが、ブロックアウトを狙った相手の攻撃に苦戦する一方で、誤打が出るなど後半に3点を追う展開。石川は、レフトからの鋭いインナーとブロックに吸い込ませた打球で巻き返し11-12とする。しかし、ペルージャのサーブミス後、セットとタイミングが合わないまま放ったアタックがラインを割ってしまう。これでマッチポイントを迎えた相手が、2度目のチャンスを制して勝利。ペルージャは直近の公式戦3連敗で試合を終えることになった。
白星を逃したペルージャだが、開始から終了まで選手たちの表情に、コッパイタリア準決勝敗退の憔悴は感じられなかった。チーム2位の19得点(アタック18、エース1)を挙げた石川も、試合後のインタビュー冒頭で、「(コッパは)終わったことなので」ときっぱり。先のシーズンへ向け、気持ちの切り替えは完了しているようだった。
【動画】石川祐希がチームトップの15得点 コッパ・イタリア準決勝
1月中旬以降、負傷者の続出などで試練の時を送るペルージャは、リーグ戦でトレンティーノに敗れて全勝記録がストップ。CL前節ですぐに白星を取り戻したが、国内リーグ翌節でチヴィタノーヴァにも黒星。過密日程の中で迎えたコッパイタリア準決勝は2セット先取からヴェローナに逆転を許した。連覇を狙うはずだった決勝の舞台を逃すと同時に、今季全コンペティション制覇の夢が途絶えた。
先発はコッパイタリアから引き続き、司令塔のイタリア代表シモーネ・ジャンネッリ、アウトサイドヒッター(OH)石川とポーランド代表カミル・セメニウク、ミドルブロッカー(MB)アルゼンチン代表アグスティン・ロセルとイタリア代表ロベルト・ルッソ、リベロの元イタリア代表マッシモ・コラチ。オポジット(OP)に、コッパ戦は肩の故障で途中出場だった元チュニジア代表ワシム・ベンタラを据えて臨んだ。
ハルクバンクは、12月にロシアリーグのロコモティブと契約解除になり獲得したOHのブラジル代表イオアンディ・レアルを、トルコ代表OHミルツァ・ラグンジアに替えて先発起用。ほかは、セッターの米国代表マイカ・マアら、1stレグと同様のメンバーで試合をスタートした。
第1セット、レセプションの安定を欠いて3点のビハインドを負ったペルージャだったが、後半の入りに、石川のレフト攻撃で奪ったサイドアウトが起点となり、直後に連続ブレーク。点差を詰めて接戦へ持ち込み、終盤には石川がブロックが割れたところを突いてセットポイント。しかし、4度にわたり回避された後、セメニウクがブロックに捕まり先行を許した。
第2セットは、石川がレフト弾3発に加え、サーブや守備で序盤からブレークに貢献する。早々にリズムをつかんだペルージャは、アタックが冴えたベンタラ(88%)と石川(83%)の攻撃と周到な守備で相手を寄せ付けず。ジャンネッリの好守をつないだセメニウクの2段トスを石川がレフトから沈めて試合を振り出しに戻した。
第3セットも主導権を握って連取したペルージャは、続く4セット目序盤の混戦を抜け出し、石川がレフトから叩き込んだ強烈な一打で14-11へリードを広げる。ところが、石川が右膝の上あたりを痛めた模様でベンチへ下がるアクシデントが発生。チームをけん引していた背番号14の離脱で終盤に失速し、タイブレークへ持ち込まれた。
石川を最終セット開始からコートへ戻したペルージャだったが、ブロックアウトを狙った相手の攻撃に苦戦する一方で、誤打が出るなど後半に3点を追う展開。石川は、レフトからの鋭いインナーとブロックに吸い込ませた打球で巻き返し11-12とする。しかし、ペルージャのサーブミス後、セットとタイミングが合わないまま放ったアタックがラインを割ってしまう。これでマッチポイントを迎えた相手が、2度目のチャンスを制して勝利。ペルージャは直近の公式戦3連敗で試合を終えることになった。
白星を逃したペルージャだが、開始から終了まで選手たちの表情に、コッパイタリア準決勝敗退の憔悴は感じられなかった。チーム2位の19得点(アタック18、エース1)を挙げた石川も、試合後のインタビュー冒頭で、「(コッパは)終わったことなので」ときっぱり。先のシーズンへ向け、気持ちの切り替えは完了しているようだった。
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