専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
バレーボール

伊男子バレー、日本人3選手揃ってのプレーオフ進出なるか? ペルージャは連勝で3位以上が確定、立役者の石川祐希に「百戦錬磨の達人技」と絶賛の声

THE DIGEST編集部

2025.02.14

 ペルージャの次戦は、後半第9節(日本時間2月17日午前2時開始予定)。石川の古巣であり大塚が籍を置くアリアンツ・ミラノとのホーム戦だ。シーズン前半は怪我でコート外から試合を見守ることの多かった大塚だが、後半戦ではOH元ブルガリア代表マテイ・カジースキとの交代などで出場機会が増加し、2節前には初MVP(マン・オブ・ザ・マッチ)を受賞。今節のパドヴァ戦は途中出場の後、2セットアップで迎えた大事な第4セットにスタートから起用されて3-1(27-25、22-25、25-22、27-25)での勝利に貢献し、決定率64%をマークしたアタックで7得点を挙げた。この白星で、ミラノは7位以上でプレーオフへの出場が決定した。

 ペルージャが枠を持つローカル局の番組でコメンテーターを担当し、昨季まで19年間にわたり同クラブで広報部長を務めたシモーネ・カマルデーゼ氏はミラノについて、「今季絶好調のOPベルギー代表フェレ・レゲルスがいるほか、OHの層が非常に厚い」と指摘。カジースキと五輪連覇のフランス代表ヤシヌ・ルアティに続き、大塚の名前を挙げて警戒を示した。石川の在籍時から定評の高い粘り強い守備に加え、MB陣を含むサーブ力も侮れないミラノ。ペルージャにとって気の抜けない戦いとなりそうだ。
 
 もう1人の日本人選手、垂水も大活躍中だ。これまでコートに立つ機会に恵まれなかったが、2節前に途中出場で自身初のMVPに輝き、先発起用された前節で再び同賞を獲得。2試合連続で先発出場を勝ち取った今節のターラント戦では、フルセットマッチですべてのセットに出場して9得点(アタック8、エース1)を記録した。アウェーでの激闘を3-2(23-25、25-23、25-23、22-25、15-11)で制したチステルナは3連勝。現在プレーオフ最終枠の8位(暫定)につけており、残る4試合(世界クラブ選手権出場にしたトレンティーノとの後半1節が未消化のため+1試合)に切符獲得がかかる。

 リーグ在籍の日本人全3選手がシーズンを締めくくる舞台に揃うためには、チステルナがカギを握る。好調な垂水のパフォーマンスを注視しつつ、今週末に控えるペルージャ対ミラノでは、前半戦で見送りとなった石川と大塚のネットを挟んだ攻防が実現することを期待したい。

構成●THE DIGEST編集部
【記事】満身創痍の状態で逆転負け…石川祐希のペルージャが伊杯4強敗退 被ブロック14本に地元関係者から苦言も「あってはならないことだ」

【画像】「一体どういう世界なの」高橋藍が“小さく見える”珍現象...ドミトリー・ムセルスキーと並んだ衝撃の一枚!
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号