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モータースポーツ

角田裕毅、2024年の「最も成長したドライバー」のひとりとして専門メディアが改めて高評価!

THE DIGEST編集部

2025.02.14

 このように賛辞を贈った同メディアだが、「しかしそれでも、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表らの評価では、角田が昇進するのに十分ではなかったようだ」とも付け加え、コース上では打ち負かしたはずのローソンにレッドブルのシートを奪われたことに言及している。
 
 角田にとって、このオフは苦い人事となったのは間違いないだろうが、彼は気持ちを切り替え、F1デビュー時から目標と公言してきたレッドブル昇格を今後も目指し、対するレッドブル側(ホーナー代表)も、「9か月前、我々がローソンを2025年のドライバーにすると誰が想像しただろうか? この業界では変化が早い。それを角田も理解しており、自分こそがチャンスを勝ち取るべき存在だと示さなければならないことを分かっている」とその可能性を否定していない(オランダのF1専門サイト『RN365』より)。

 ただ、角田も上だけを見ていればいいわけではない。今季、新たなチームメイトとなるアイザック・ハジャーもルーキーとはいえ手強い相手になると見られており、このチーム内対決で経験と実力の違いを見せつけなければ、昇格どころか、F1でシートを保持し続けることも難しくなるだろう。

 アメリカのモータースポーツ専門誌『RACER』は、ルーキーを特集する記事の中で「昨季のF2では最多4勝を飾った侮れない存在」と20歳のフランス人ドライバーを評し、「経験豊富な角田と戦うことは、ハジャーにとって良いことだ。なぜなら、角田はこれまでにチームメイトたちを上回ってきたからだ。この流れが続いたとしても、その差次第では“大惨事”とは見なされないかもしれない。逆に彼が角田を打ち負かせば、一気に評価が高まることは間違いない」と指摘する。

 このように、プレッシャーを受け、突き上げを食らう立場で新シーズンを迎える角田だが、昨季の飛躍で得たであろう自信でこの試練を乗り越え、さらなる高い評価を得ることができるか要注目である。

構成●THE DIGEST編集部
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