本人は、高校2年時にブルーレヴズの練習に参加した。ここで示したのが、前のめりな姿勢だった。折しも長崎南山高の全国大会が近づいていたのに、大学生が躊躇するようなコンタクトセッションにも積極的に混ざったようだ。その姿に、西内は感銘を受けた。
当の本山は、現地で見たもの、触れたものにただただ魅了された。
現役時代に本山と同じポジションだった田村義和アシスタントコーチには、「尻がぺらぺら」と諭された。トップ級になるには身体作りからだと再確認できた。
「…これから足腰、背中の筋肉も鍛えていきたいです。(クラブのトレーニングに)呼ばれるまでは(大学を含めた数ある選択肢のうち)どこに行くか、ずっと迷っていました。ただ(ブルーレヴズの)練習に参加したら『あぁ、レベルの高いこの環境でやっていきたい』と思って…」
本人は現在、故障中だが、育成計画のゴールは遠い未来に定められる。先は長い。
西内は、「うちは練習が厳しいチームなので、ここでなら(本山は)伸びるかなと」と展望する。
「自分は採用なので(強化について)偉そうに言えませんが、高校から大学を飛び越えてリーグワンにくるので全体的にレベルアップは必要。プロップなのでまずはスクラムですが、そこの育成に関しては、(ブルーレヴズに)凄い方たちがいるので」
タフなセッションを辞さぬブルーレヴズは、ジュビロ時代からスクラムを看板に掲げてきた。
2010年代にその礎を築いた長谷川慎アシスタントコーチは、23年までの約8年間は日本代表のスクラムをも鍛えた。昨季から古巣へ復帰。かつての愛弟子だった田村とともに、まとまったパックを作り上げる。
そのコーチ陣から西内は、「2年目には試合に出せるようにしないといけない」と心強い伝言も受け取っている。元日本代表ナショナルチームディレクターで就任2年目の藤井雄一郎監督が、開拓者を好む傾向にあるのもよいと感じている。
振り返ればクラブは、今度の決断に至るまでずっと「1パーセントでも大学ラグビーに行きたい気持ちがあるなら採らない」と念押してきた。父親も交え、よく話し合った。
果たして返事は、「100パーセント、リーグワンでやります」だったようだ。本人の意思が今度の決定をもたらした。当事者は述べる。
「前例がないことです。自分が成功例になって、下の代にもこういう道があるということを示していきたいです。最初は大変だと思うけど、徐々に慣れていきたいです」
取【記事】初キャップも期待される【大学ラグビー】ネクストジャパン7選! いよいよ選手権に登場する名門校のキーマンたち
【PHOTO】女性ファン必見!イケメン&マッチョのラガーマンを厳選!
【ラグビー】関係者からは「結論ありきでは」と不信感も… 世界的名将エディー・ジョーンズが日本代表HC就任もグラウンド内外に残る疑念
当の本山は、現地で見たもの、触れたものにただただ魅了された。
現役時代に本山と同じポジションだった田村義和アシスタントコーチには、「尻がぺらぺら」と諭された。トップ級になるには身体作りからだと再確認できた。
「…これから足腰、背中の筋肉も鍛えていきたいです。(クラブのトレーニングに)呼ばれるまでは(大学を含めた数ある選択肢のうち)どこに行くか、ずっと迷っていました。ただ(ブルーレヴズの)練習に参加したら『あぁ、レベルの高いこの環境でやっていきたい』と思って…」
本人は現在、故障中だが、育成計画のゴールは遠い未来に定められる。先は長い。
西内は、「うちは練習が厳しいチームなので、ここでなら(本山は)伸びるかなと」と展望する。
「自分は採用なので(強化について)偉そうに言えませんが、高校から大学を飛び越えてリーグワンにくるので全体的にレベルアップは必要。プロップなのでまずはスクラムですが、そこの育成に関しては、(ブルーレヴズに)凄い方たちがいるので」
タフなセッションを辞さぬブルーレヴズは、ジュビロ時代からスクラムを看板に掲げてきた。
2010年代にその礎を築いた長谷川慎アシスタントコーチは、23年までの約8年間は日本代表のスクラムをも鍛えた。昨季から古巣へ復帰。かつての愛弟子だった田村とともに、まとまったパックを作り上げる。
そのコーチ陣から西内は、「2年目には試合に出せるようにしないといけない」と心強い伝言も受け取っている。元日本代表ナショナルチームディレクターで就任2年目の藤井雄一郎監督が、開拓者を好む傾向にあるのもよいと感じている。
振り返ればクラブは、今度の決断に至るまでずっと「1パーセントでも大学ラグビーに行きたい気持ちがあるなら採らない」と念押してきた。父親も交え、よく話し合った。
果たして返事は、「100パーセント、リーグワンでやります」だったようだ。本人の意思が今度の決定をもたらした。当事者は述べる。
「前例がないことです。自分が成功例になって、下の代にもこういう道があるということを示していきたいです。最初は大変だと思うけど、徐々に慣れていきたいです」
取【記事】初キャップも期待される【大学ラグビー】ネクストジャパン7選! いよいよ選手権に登場する名門校のキーマンたち
【PHOTO】女性ファン必見!イケメン&マッチョのラガーマンを厳選!
【ラグビー】関係者からは「結論ありきでは」と不信感も… 世界的名将エディー・ジョーンズが日本代表HC就任もグラウンド内外に残る疑念