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格闘技・プロレス

「最後まで笑って終われる試合にしたいなって」紆余曲折の人生を歩んだ異色の女子プロレスラー、清水ひかりの引退興行に込めた想い

橋本宗洋

2025.03.15

なぜかゴムパッチンを要求する清水ひかり(左)。コミカルな試合ぶりでも注目を集めてきた。写真:橋本宗洋

なぜかゴムパッチンを要求する清水ひかり(左)。コミカルな試合ぶりでも注目を集めてきた。写真:橋本宗洋

 3.16新木場1stRINGでの引退興行、清水はSAKIと組んで赤鬼&青鬼と対戦する。その正体は宮崎有妃とシン・広田さくら。どちらも実力者であり、コミカルな試合ぶりでもトップクラスのベテランコンビだ。
 
 おそらく清水の引退試合も、笑いの要素が強いものになるはず。清水にとっては、それもプロレスの重要な要素ということだ。

「私のモットーは“笑う門には福来る”なので。最後まで笑って終われる試合にしたいなって。宮崎さんと広田さんは、私がプロレスをする中で一番笑ったしワクワクした相手。いろんなプロレスがあるんだなって、幅の広さを教わりました」

 その幅の広さが、ウナギ戦の勝利にもつながったと言えるだろう。引退興行では第1試合に登場。メインは後輩の網倉と櫻井に託す。対戦するのは安納サオリ(スターダム)と本間多恵のスターダム 1期生タッグだ。

「あーみん(網倉)と裕子にはCOLOR'Sのこれから、未来を託したいと思ったんです。この大会は私の引退興行なので、私からみなさんに感謝を伝える場。でもそれだけじゃなくて、これからのCOLOR'Sも見てほしいので。COLOR'Sの4人で試合をして思い出を作るのもいいんですけど、未来が見える大会にしたくて」

 文化放送プロレスはウナギのユニット「ぱぱぱ令和パーティー」のオーディションを兼ねたもの。引退する清水はウナギの指名により「敏腕スタッフ」として合格した。COLOR'Sをはじめウナギの両国大会など、さまざまな場面で引退後も清水の姿を見ることになりそうだ。

 3.16引退試合のチケットは完売。それだけ、紆余曲折の人生で掴んだ“清水ひかりのプロレス”は魅力的なのだ。

取材・文●橋本宗洋

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