外部の反応を見ると、『F1.com』は「レーシングブルズは金曜日、傑出したパフォーマンスを見せたチームのひとつであり、角田とハジャーのペースがライバルたちの注目を集めた。レッドブルの姉妹チームは、FP２ではフェラーリ（シャルル・ルクレール）勢に次ぐタイムを記録する見事な活躍を見せた」と、賛辞をまじえて伝えている。

  　専門メディアの報道では、『MOTORIONLINE』が「角田はFP1で11番手タイムを記録し、午後はさらに改善して4番手という驚きのタイム。ハジャーも負けじとばかりに、ルーキーながら両セッションでトップ10入り。この結果は、レッドブルのジュニアチームにとって驚異的なものであり、すでに全力を出し切った可能性もある」と綴り、「彼らは中団勢をリードする十分な力を持っているように見えるが、全容が明らかになるのは土曜日（予選）だ」と付け加えた。

　フランスのモータースポーツ専門サイト『NEXTGEN-AUTO』は、「バーレーンの合同テスト後の悲観的な見解とは対照的に、レーシングブルズはメルボルンで非常に堅実なパフォーマンスを発揮」と綴り、英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』も、これが今季の勢力構図を反映する結果であるかどうかには懐疑的な見方を示しながらも、以下のようにイタリア籍チームの初日をポジティブに評価している。

「レーシングブルズは、両ドライバーが レッドブルやメルセデスを上回る速さを記録してトップ６入り。おそらく１周のペースにおいては、ソフトタイヤのパフォーマンスによって大きく順位が入れ替わった可能性が高く、レーシングブルズがこのポジションを予選でも維持することになれば驚きではあるが、それでも彼らが非常に強さを見せたのは確かであり、これは合同テスト最終日に見せたステップアップと一致している」

　なお、予選ではハジャーがQ３進出はならなかったものの、11番手に食い込んだ。ポールポジションは、ランド・ノリスで２番手が母国凱旋のオスカー・ピアストリでフロントローはマクラーレンが独占。今季５連覇を目指すマックス・フェルスタッペンは３番手となっている。

構成●THE DIGEST編集部
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