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モータースポーツ

失意の12位にチーム首脳は判断ミスを謝罪… 角田裕毅「できる事はやり切った」 ステイアウト戦略は奏功せずも「賭けに出た判断は理解できる」と専門メディア

THE DIGEST編集部

2025.03.17

 F1公式サイト『F1.com』は、「5番グリッドからスタートした角田は、レースの大部分で6番手を維持していたが、終盤に(雨天で)インターミディエイトに交換しないという判断がポイント獲得のチャンスを失う原因となった。彼は11番手でコースに復帰したものの、終盤にトップ10に戻ることはできず、残念な結果に終わった」と、この日本人ドライバーのレースを振り返っている。

 各国専門メディアの報道を見ると、ブラジルのモータースポーツ専門サイト『GRANDE PREMIO』は「角田にとっては厳しい結果に。予選で好結果を収めた後、日本人ドライバーは決勝に大きな期待を抱いていたが、チームの戦略ミスによってその期待は全て水の泡となった。自分自身のパフォーマンスには満足した角田は、チームにさらなる改善を求めた」と伝えた。

 イタリアの自動車専門サイト『MOTORIONLINE』は、「ユウキはライバルたちの戦略に合わせて33周目にピットインし、スリックタイヤに履き替えてポジションを維持。雨が降り始める中、フェラーリのシャルル・ルクレールを追い抜いた彼は、他チームとは異なり、スリックでコースに残るという大勝負に出た。その結果、2番手に浮上するも、ウェットを履いたライバルの方が競争力があり、その後のレーシングブルズのピットインは遅すぎた結果、週末が無駄になってしまった」と綴っている。
 

 最後に英国のモータースポーツ専門サイト『THE RACE』は、「豪州GPの勝者と敗者」と題した記事で、角田のポイント圏外フィニッシュに加え、アザイック・ハジャーもフォーメーションラップでリタイアを喫するという結果に終わったイタリア籍のチームを「敗者」に選定。「レーシングブルズは最も悔いを残すチームのひとつとなったと言えよう。なぜなら、ウィリアムズ(アレクサンダー・アルボンが5位フィニッシュ)の成功を、本来は彼らが成し遂げていた可能性が十分にあったからだ」として、角田に対しては以下のように言及した。

「週末を通して、彼は素晴らしいパフォーマンスを発揮した。レッドブル系ドライバーの中で、(マックス・フェルスタッペンに次いで)2番目に強力な存在であることは明白だった。それゆえに、コンディションが急激に変化していたことを考えれば、終盤にスリックタイヤで走り続けるという賭けに出たチームの判断は理解できる。しかし残念ながら、その賭けが、5位フィニッシュの可能性をゼロに変えてしまった」

構成●THE DIGEST編集部

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