相手筆頭には、前走に引き続いてジョアン・モレイラ騎手が手綱をとるサトノレーヴ(牡6歳/美浦・堀宣行厩舎)を推す。
北海道で重賞を2連勝し、1番人気で迎えた昨秋のスプリンターズステークスはまさかの出遅れでレース運びがちぐはぐになって7着に敗れた。しかしその後、年末の香港スプリント(G1、シャティン・芝1200m)では地元の強豪と接戦を演じて0秒1差の3着に食い込んで、あらためてポテンシャルの高さをアピールした。やや時計がかかるであろう馬場状態も本馬にはプラス材料。中団からどう脚を伸ばすか、”マジックマン”ことモレイラ騎手の手綱捌きにも期待したい。
3番手には、内枠有利のバイアスを考慮して前回王者のマッドクールを取り上げる。昨年の本レースでは道悪(重馬場)に後押しされた感もあったが、一昨年のスプリンターズステークスでは良馬場で2着しているように晴雨兼用なのが本馬の強み。ちなみに昨年は2番枠からロスなくレースを進めて、ナムラクレアとの叩き合いをアタマ差で制しているように、先行力が生かせる1番枠に入った今年もその能力を存分に発揮できる舞台は整った。先行馬を巧みに御することに定評がある坂井瑠星騎手の継続騎乗だけに、勝ち負けに加わってくるのは必至だ。
以下は、3枠6番という好枠に入ったルガル、外目の枠が気になるものの、いまだ衰えぬ6歳牝馬のナムラクレア、ママコチャの3頭が能力上位だ。他には、昨年のスプリンターズステークスで2着に食い込んだトウシンマカオ(牡6歳/美浦・高柳瑞樹厩舎)と、大外枠ながらスタートや流れによっては逃げの手を打つ可能性があるペアポルックス(牡4歳/栗東・梅田智之厩舎)もマークしておきたい。
文●三好達彦
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北海道で重賞を2連勝し、1番人気で迎えた昨秋のスプリンターズステークスはまさかの出遅れでレース運びがちぐはぐになって7着に敗れた。しかしその後、年末の香港スプリント(G1、シャティン・芝1200m)では地元の強豪と接戦を演じて0秒1差の3着に食い込んで、あらためてポテンシャルの高さをアピールした。やや時計がかかるであろう馬場状態も本馬にはプラス材料。中団からどう脚を伸ばすか、”マジックマン”ことモレイラ騎手の手綱捌きにも期待したい。
3番手には、内枠有利のバイアスを考慮して前回王者のマッドクールを取り上げる。昨年の本レースでは道悪(重馬場)に後押しされた感もあったが、一昨年のスプリンターズステークスでは良馬場で2着しているように晴雨兼用なのが本馬の強み。ちなみに昨年は2番枠からロスなくレースを進めて、ナムラクレアとの叩き合いをアタマ差で制しているように、先行力が生かせる1番枠に入った今年もその能力を存分に発揮できる舞台は整った。先行馬を巧みに御することに定評がある坂井瑠星騎手の継続騎乗だけに、勝ち負けに加わってくるのは必至だ。
以下は、3枠6番という好枠に入ったルガル、外目の枠が気になるものの、いまだ衰えぬ6歳牝馬のナムラクレア、ママコチャの3頭が能力上位だ。他には、昨年のスプリンターズステークスで2着に食い込んだトウシンマカオ(牡6歳/美浦・高柳瑞樹厩舎)と、大外枠ながらスタートや流れによっては逃げの手を打つ可能性があるペアポルックス(牡4歳/栗東・梅田智之厩舎)もマークしておきたい。
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