その中で阿部が師匠・澤宗紀から受け継いだ「お卍固め」を佐藤に決める。グラウンドに移行すると佐藤がタップアウト。常に“壁”だった佐藤からの初勝利だ。闘いでありエンターテインメントであり芸術であり職人芸。阿部と野村はプロレスの最もプロレスらしい魅力を表現し続けている。もしかすると、それは華やかな選手が多い今のプロレスの主流ではないのかもしれないが。
「めんどくさがられたり、コイツらバカだなとか違えよって思われること」が自分たちの存在証明なのだと阿部。「これからも揚げ足取られて、バカにされて、クソミソ言われても俺たちは負けないんで」。佐藤からの勝利については「これまで120回くらい取られたうちの一つなので。これからも勝ったり負けたりを繰り返して、どっちかが死ぬ前日に勝つのが(本当の)勝利ですよ」と語った。ということは死ぬまで闘い続けることが前提なのだ。
「これからも尖っていよう」とは野村のコメント。主流じゃなくても、身体中が痛くても『格闘探偵団』には自分たちのやりたいプロレスがある。こんなことやってるのは自分たちだけじゃないかと思っていたら『格闘探偵団』の闘いが評価されて海外遠征が増えたりもした。尖っていたからそうなったのだ。アストロノーツが見せるケンカは、世界中どこでも金が取れる。
取材・文●橋本宗洋
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