これまでのGLEATには、完成されたエンタメを見せる舞台というイメージがあった。T-Hawkはそれを“GLEATのプロレスを作り上げていくドキュメント”にしようとしている。
「僕のファイトスタイルもそうですけど、完成するまで時間はかかるでしょうね。浸透するのにも時間がかかる。最短距離ってないんですよ。でも、みんなでやればできると思う。これまでのチャンピオンって“俺がGLEATを引っ張る”というタイプが多かった。以前の僕もそう。今のリンダマンもそうです。でも団体なんて1人で引っ張れるもんじゃない。それじゃ苦しくなるだけです。全部1人でなんとかしようとしているリンダマンを見ると“俺たちもいるだろ”と言いたくなる」
自分自身、「ナメられたくない」と1人で突っ張ってきた。しかし36歳になって思うのは「次の世代につなげること。恩返しじゃないですけど、プロレスに“返す”フェイズになってるなと」。GLEATをどう作り、プロレスに何を残せるか。リンダマンとのタイトルマッチは、今現在のT-Hawkの思考、思想を表現する場でもある。
「たぶん過去のT-Hawk対リンダマンとは違う試合になるでしょうね」
それは“いかに自分のフィニッシュ技にもっていくか”の闘いではなく“いつ、どんな形で試合が終わるか分からないプロレス”だ。
「それでも、お客さんを満足して帰す自信はありますよ。ファイトスタイルが変わっても、そこはブレないですね。俺はお客さんの顔色をうかがうような試合はしないですけど、必ず気持ちよく帰ってもらいます」
時には観客動員についても悔しさを隠さない。歯に衣着せぬ言葉とミニマルなプロレス。“リアリズム”を磨き直して、T-HawkはGLEATという団体の魅力を再構築しようとしているのだ。
取材・文●橋本宗洋
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自分自身、「ナメられたくない」と1人で突っ張ってきた。しかし36歳になって思うのは「次の世代につなげること。恩返しじゃないですけど、プロレスに“返す”フェイズになってるなと」。GLEATをどう作り、プロレスに何を残せるか。リンダマンとのタイトルマッチは、今現在のT-Hawkの思考、思想を表現する場でもある。
「たぶん過去のT-Hawk対リンダマンとは違う試合になるでしょうね」
それは“いかに自分のフィニッシュ技にもっていくか”の闘いではなく“いつ、どんな形で試合が終わるか分からないプロレス”だ。
「それでも、お客さんを満足して帰す自信はありますよ。ファイトスタイルが変わっても、そこはブレないですね。俺はお客さんの顔色をうかがうような試合はしないですけど、必ず気持ちよく帰ってもらいます」
時には観客動員についても悔しさを隠さない。歯に衣着せぬ言葉とミニマルなプロレス。“リアリズム”を磨き直して、T-HawkはGLEATという団体の魅力を再構築しようとしているのだ。
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