新たな「主役候補」としては前述した3頭を挙げたが、今年の豪華メンバーは相手として評価できる馬にも事欠かない。
セントライト記念(GⅡ)、菊花賞(GⅠ)を連勝中の上り馬アーバンシック(牡3歳/美浦・武井亮厩舎)。2年連続してブリーダーズカップ・ターフで3着に食い込むなど、大崩れがない2021年の日本ダービー馬シャフリヤール。GⅠ未勝利ながら、豪州のコックスプレート(G1)で2着するなど、海外G1で3度の2着を記録しているプログノーシス(牡6歳/栗東・中内田充正厩舎)。エリザベス女王杯(GⅠ)で2馬身差の圧勝を遂げ、二つ目のタイトルを手にしたスタニングローズ(牝5歳/栗東・高野友和厩舎)。大阪杯でGⅠ初勝利を挙げたあとも堅実な走りを続けるベラジオオペラ(牡4歳/栗東・上村洋行厩舎)。いずれもポテンシャルは無視できない領域にある。
さらに大穴候補を1頭挙げるなら、秋の2連敗で急激に評価を落としているレガレイラ(牝3歳/美浦・木村哲也厩舎)だ。昨年のホープフルステークス(GⅠ)を制し、今春は牡馬とクラシック戦線で戦ってきた経験があっただけに秋の凡走は陣営にとって不本意なもの。しかし木村調教師は、「斤量54㎏という優位性を生かして立ち回らせたい」と大舞台での逆襲を諦めていない。アタマはないまでも、「複穴」に一考してみたい存在である。
豪華絢爛のメンバーが揃ったドリームレース、有馬記念。ドウデュースの出走取消でにわかに風雲急を告げる混戦模様となったが、新たな主役候補か、はたまた波乱を起こす穴馬か。まさに楽しみが尽きない一戦となりそうだ。
文●三好達彦
「え!? 待って嘘でしょ!」有馬記念の主役・ドウデュースの“出走取消”に列島激震! 悲痛、落胆の声止まず「マジか…」「涙出た」
ディープインパクト産駒が積み上げてきた偉大な最長記録「13」。ラストチャンスを阻む最大の敵は、父の背中を唯一知る武豊【有馬記念】
京都競馬場で起きた、ただならぬ“異変”――。スマホ使用で即日『騎乗停止』になった岩田康誠騎手のジョッキーパンツを複数騎手が着用して出走
セントライト記念(GⅡ)、菊花賞(GⅠ)を連勝中の上り馬アーバンシック(牡3歳/美浦・武井亮厩舎)。2年連続してブリーダーズカップ・ターフで3着に食い込むなど、大崩れがない2021年の日本ダービー馬シャフリヤール。GⅠ未勝利ながら、豪州のコックスプレート(G1)で2着するなど、海外G1で3度の2着を記録しているプログノーシス(牡6歳/栗東・中内田充正厩舎)。エリザベス女王杯(GⅠ)で2馬身差の圧勝を遂げ、二つ目のタイトルを手にしたスタニングローズ(牝5歳/栗東・高野友和厩舎)。大阪杯でGⅠ初勝利を挙げたあとも堅実な走りを続けるベラジオオペラ(牡4歳/栗東・上村洋行厩舎)。いずれもポテンシャルは無視できない領域にある。
さらに大穴候補を1頭挙げるなら、秋の2連敗で急激に評価を落としているレガレイラ(牝3歳/美浦・木村哲也厩舎)だ。昨年のホープフルステークス(GⅠ)を制し、今春は牡馬とクラシック戦線で戦ってきた経験があっただけに秋の凡走は陣営にとって不本意なもの。しかし木村調教師は、「斤量54㎏という優位性を生かして立ち回らせたい」と大舞台での逆襲を諦めていない。アタマはないまでも、「複穴」に一考してみたい存在である。
豪華絢爛のメンバーが揃ったドリームレース、有馬記念。ドウデュースの出走取消でにわかに風雲急を告げる混戦模様となったが、新たな主役候補か、はたまた波乱を起こす穴馬か。まさに楽しみが尽きない一戦となりそうだ。
文●三好達彦
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