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海外サッカー

イングランド代表のW杯ベースキャンプ地、オランダ代表に「奪われる可能性」FAは代替案として米東海岸を検討か 英大手紙が報道

THE DIGEST編集部

2025.12.12

イングランド代表のベースキャンプ地はどこになるのだろうか。(C)Getty Images

イングランド代表のベースキャンプ地はどこになるのだろうか。(C)Getty Images

「FA(イングランドサッカー協会)は、希望していたワールドカップのベースキャンプ地をオランダに奪われるかもしれない。」

 このように報じたのは、英大手紙『Guardian』だ。「イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督は、本大会直前のトレーニングをテキサス州フォートローダーデールで行ない、その後は、カンザス州カンザスシティに拠点を置くFAの計画を承認していた。しかし、抽選会を経て試合会場が決まったいま、狙っていたMLSスポルティング・カンザスシティの施設が、オランダ代表に割り当てられる懸念が出ている」。

 イングランド代表は、グループステージ初戦のクロアチア戦をダラス郊外のテキサス州アーリントンのダラス・スタジアムで迎え、第2戦のガーナ戦をボストン郊外のマサチューセッツ州フォックスボロのボストン・スタジアムで、パナマとの第3戦をニューヨーク郊外に位置するニュージャージー州イーストラザフォードのニューヨーク・ニュージャージー(NYNJ)スタジアムで戦う。

 一方のオランダ代表は、グループステージ初戦の日本戦をテキサス州アーリントンのダラス・スタジアムで、欧州予選プレーオフBの勝者と戦う第2戦をテキサス州ヒューストンのヒューストン・スタジアムで、チュニジアとの第3戦をカンザスシティ・スタジアムで戦う。

 
「グループステージをカンザスシティ州とテキサス州の2都市で戦うオランダが、FAが懸念しているようにスポルティング・カンザスシティの施設を選択した場合、FIFAが試合会場との地理的理由から、オランダを優先的に割り当てる可能性がある。イングランドのグループステージはダラス、ボストン、ニュージャージーだ」

 同紙によるとベースキャンプ地の割り当ては、試合会場との地理的要因とFIFAランキングに基づいて決められるという。もし、イングランドがスポルティング・カンザスシティの施設を取れなかった場合、拠点をニューヨークやボストンのあるアメリカ東海岸とする代替案を検討しているようだ。

 FAは2025年に入ってから米国でのベースキャンプ地を探し始めており、トゥヘル監督とテクニカルディレクターのジョン・マクダーモットは夏のクラブW杯期間中に、実際に候補地を視察。もちろん、抽選結果によって計画が変更になる可能性も考慮に入れていた。

「グループステージの移動距離の面で、イングランドは8番目に過酷と言われている。もし1位でグループを突破すれば、決勝トーナメントのラウンド・オブ32をジョージア州アトランタで、ラウンド・オブ16をメキシコシティで戦う。準々決勝はフロリダ州マイアミガーデンズで、準決勝はアトランタに戻り、決勝はニューヨーク郊外のニュージャージーだ。FAはこれまでの慣例にとらわれず、決勝トーナメントに突入した後は拠点を設けずに試合ごとに移動するプランも検討している」

 はたしてイングランド代表のベースキャンプ地は、どこになるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】イングランド代表が狙っているというMLSスポルティング・カンザスシティの施設

 
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