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海外サッカー

「心から同情せずにはいられない」リーグ杯決勝敗退&新体制3連敗のセルティックに現地紙が痛烈な皮肉、有識者は檄!「旗手はもっとやらなければ」

THE DIGEST編集部

2025.12.18

相手チームの表彰の様子を見守るセルティックの面々。(C) Getty Images

相手チームの表彰の様子を見守るセルティックの面々。(C) Getty Images

 現地時間12月14日に行なわれたスコットランドのリーグカップ「プレミアスポーツ・カップ」の決勝で、セルティックはセント・ミレンに1-3で敗れて連覇を逃した。

 開始2分で失点を喫した後、23分に旗手怜央がキーラン・ティアニーの浮き球パスをスライディングしながらダイレクトで合わせてゴール左隅に同点弾を突き刺す。しかし、後半に勝ち越し、さらに追加点を許してトロフィーを取り逃がしたセルティック。これでプレミアリーグ第16節ハーツ戦(1-2)、ヨーロッパリーグのローマ戦(0-3)に続いて3連敗を喫している。
 
 暫定監督マーティン・オニールの下で5連勝を飾った後、指揮権がフランス人のウィルフリード・ナンシーに移ってからは一転して黒星続きの「フープス」に対して、英国の日刊紙『The Guardian』は「レンジャーズが炎上状態に陥るのを眺めて満足するだけでは足りなかったセルティックの取締役員会は、完全に避けられたはずの“自滅競争”でライバルを上回ろうとした」と痛烈に皮肉っている。

 同メディアのターゲットはクラブ首脳陣で、「移籍市場でのあのケチ臭さ。チャンピオンズ・リーグ(予選)からの、あまりにも早すぎる屈辱的な敗退。ブレンダン・ロジャーズの辞任、そしてその後に出された、大株主ダーモット・デズモンドによる分断的かつ自己保身的な声明。さらに、デズモンドの息子ロスと、最高幹部ピーター・ローウェルが、聴衆に対してあまりにも見下した尊大な態度を取ったことにより、開始から程なくして中止に追い込まれた年次株主総会……」と、彼らが今季犯した失態の数々を挙げた。

 さらに、新監督の招聘に対しても「重要な3連戦を目前に控えたタイミングで、ファンのお気に入りであるオニールに別れを告げ、ナンシーを任命することを選んだ」と判断の悪さを指摘。そして、「我々はナンシーに対し、心から同情せずにはいられない。彼自身に大きな非があるわけでもないのに、就任からわずか8日、3試合を終えただけで、この新指揮官はすでに“死刑宣告済み”のように見えてしまっているのだから」と綴っている。
 
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