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海外サッカー

「ボール持つたびに電撃が走った!」好調続く三笘薫が披露した“信じられない速さ”にブライトン地元メディアも驚き

THE DIGEST編集部

2022.08.01

持ち味のスピードで、異彩を放った三笘。その武器はイングランドの目の肥えたメディアをも唸らせている。(C)Getty Images

持ち味のスピードで、異彩を放った三笘。その武器はイングランドの目の肥えたメディアをも唸らせている。(C)Getty Images

 現地時間7月30日、プレミアリーグのブライトンがラ・リーガのエスパニョールと親善試合を行ない、5-1で大勝を収めた。

 8月7日のプレミアリーグ開幕(マンチェスター・ユナイテッド戦)に向けて最後のテストマッチ、69分までにレアンドロ・トロッサールのハットトリックなどによって5点の大量リードを奪ったブライトンは、72分にそのトロッサールに代えて三笘薫を投入。新天地での3戦目で左ウイングを務めた日本人アタッカーは、今回も積極的な仕掛けを見せて、チャンスを生み出した。

 地元メディア『Sussex Live』は、対峙したオスカル・ヒルを圧倒した三笘のプレーについて、「途中出場の三笘が、今回も得意の武器を用いた。彼はペナルティーエリアの左で彼を置き去りにしてみせた。彼はほとんどスペースのないところで相手を抜き去っても、絶対に(勢い余って)ラインを割らないコツを身につけている」「ミトマが再びヒルを痛い目に遭わせるためにギアを上げる。ジェレミ・サルミエントにクロスを合わせたが、彼のシュートは12ヤードもオーバーした」と賛辞を送っている。

 また、同メディアは、ブライトンの出場した全選手を評価した記事では、10点満点中で「7」の高評価を下し、寸評では「彼がボールを持つたびに、電撃が走った。途中から出場したこの選手は、電光石火のスピードによって、ヒルを簡単に抜き去ってみせた。注目すべき選手である」と、壮大な表現を用いて絶賛した。
 
 また、地元紙『The Argus』も、ライブ記事で「三笘がマーカーに対して素晴らしい技術を見せて彼を振り切り、ゴールラインまで到達。しかし、折り返しはカットされた」「三笘の驚くべきプレーが再び! アウトサイトを信じられない速さで抜け出し、低いクロスを入れたが、サルミエントのシュートは宙を舞って空のノース・スタンドに飛び込んだ」とポジティブに報じている。

 昨季にブライトンに加入するも、労働ビザの問題でロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズにレンタルされ、今夏にようやく所有元クラブの一員となった三笘は、今夏、エストリウ戦(後半から出場して1ゴール)、レディング戦(70分から出場)、ブレントフォード戦(フル出場)、そしてエスパニョール戦でプレーし、いずれにおいても存在感を示すことに成功した。

 彼を含む、今夏の新加入選手について、ブライトンのグレアム・ポッター監督は「まだ、互いのことを把握している途中だが、全体的に落ち着きつつある。彼らがその個性をチームにもたらしていることについては、本当に満足している。チームは良い形で固まりつつあり、非常に満足している。シーズンが進むにつれて、全ての選手が必要となる。ゆえに、良いチームを持つことができたのは、非常に良いことだ」と評している(ブライトン公式サイトより)。

 いよいよ、マンチェスター・U戦で、三笘のプレミアリーグでのキャリアがスタートする。世界最高峰といわれるリーグでも、これまで通りのパフォーマンスを発揮して、存在感を示すことができるか。

構成●THE DIGEST編集部

 
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