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海外サッカー

三笘薫の評価上昇が止まらない! 現地メディアは月間MVP連続選出&ビッグクラブ推薦、同僚は「他に例を見ない存在」と賛辞

THE DIGEST編集部

2023.01.12

現地メディアも三笘の活躍を驚愕の眼差しで見ているようだ。(C) Getty Images

現地メディアも三笘の活躍を驚愕の眼差しで見ているようだ。(C) Getty Images

 今季、ブライトンの一員としてプレミアリーグに初参戦した三笘薫。ここまで公式戦16試合に出場しているが、ピッチに立つたびにその評価は上昇しており、移籍市場における注目銘柄となる可能性も秘めている。

 現地メディアだけでなく、ファンからの信頼も絶大なものとなっており、ブライトンのクラブ専門サイト『WE ARE BRIGHTON』のファン投票による月間最優秀選手賞では、11月に続いて12月も、この日本人アタッカーが受賞。得票率では、2位のソリー・マーチに30%近くもの大差をつけたという。

 12月はカタール・ワールドカップ(W杯)開催のため、ブライトンの公式戦は3試合のみ。三笘にとってW杯後最初の試合となった22日のカラバオ杯4回戦のチャールトン戦は46分からの交代出場で、攻撃を活性化させはしたものの、地元紙『The Argus』からは「見せた以上のものを期待されていた」と厳しい評価を下された。

 続く26日のプレミアリーグ第17節サウサンプトンでは先発出場を果たし、そのスピードとトリッキーなプレーで「相手守備陣を打ち負かした」(ブライトン公式サイトより)ことで現地メディアから軒並み高評価を得る一方で、2度の好機を活かせなかった点への指摘も少なくなかった。そして31日、チームはアーセナルに2-4で打ち負けたものの、三笘自身は冷静なシュートによる今季2点目や、オフサイドで無効となるもドリブルから見事にゴールネットを揺らすなどにより、チーム最高評価を受けることとなった。

 この3試合の中でも、一戦ごとに進歩を遂げた様子が見て取れ、アーセナル戦では負けたチームの選手としては珍しいほどに絶賛された背番号22について、『WE ARE BRIGHTON』は「アーセナル戦、『シーガルズ』が試合を支配する中で三笘はチームの主役であり、大逆転にも近づいていた。アーセナルはパニックに陥っており、89分の2点目が認められていたら、(後半アディショナルタイムが8分もあった)試合はどう変化していただろうか?」と振り返っている。

 また同メディアは、「現在、ジョークとして『チェルシーが三笘に対し、2億5000万ポンド(約400億円)でのオファーを準備している』といわれているが、彼が今季の残りの期間で、これまでのような桁外れなプレーを維持すれば、このジョークも決して真実からそう遠くないものとなるかもしれない」とも綴り、彼のビッグクラブからの関心が一気に高まる可能性を示唆した。

 なお三笘ついては他にも、「毎週のようにプレミアリーグを切り裂いている。彼のスピード、バランス、そして強い態度は誰にも止められない」と彼を絶賛する日刊紙『EXPRESS』のライアン・テイラー氏が、スポーツ専門サイト『GIVE ME SPORT』に対して、アーセナルが獲得を狙っているといわれるシャフタール・ドネツクのウクライナ代表FWミハイロ・ムドリクの“代替案”として「素晴らしい選手であり、素晴らしい選択肢である」三笘に照準を向けるべきだと主張している。
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