プレミアリーグで異彩を放つサムライは、メガクラブの垂涎の的となっているようだ。
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　熱視線を送られているのは、ブライトンに所属する日本代表MFの三笘薫だ。カタール・ワールドカップによる中断開けから公式戦８試合で４ゴールと目覚ましい活躍を見せる25歳は、現地１月29日に行なわれたリバプールとのFAカップ４回戦で、値千金の逆転弾をゲット。冷静なトラップと巧みなフェイントから生まれた一撃はサッカー界を熱狂させた。

　実質プレミア１年目ながら一躍ブレイクを果たした感がある三笘。サッカーの母国で声価を高める技巧派ドリブラーは、当然のことながらメガクラブの強い関心を惹きつけている。英メディア『Paddy Power News』は、チェルシーのオーナーを務めるトッド・ボーリー氏が「ミトマの獲得を希望している」とすっぱ抜いている。

　昨年５月にロマン・アブラモビッチ氏の退陣（ロシアのウクライナ侵攻による影響によるもの）を受け、チェルシーの新オーナーとなったボーリー氏は、昨夏の移籍市場でプレミアリーグ最高となる２億5000万ポンド超を費やす大型補強を展開。さらに今冬の移籍市場でも、ウクライナ代表FWのミハイロ・ムドリクら７選手の獲得に2億2000万ポンドを投資。戦力アップに余念がない。
  　そうしたなかで、新たなターゲットに据えたのが、目下ブレイク中の三笘だという。『Paddy Power News』は、「チームに近い関係者の情報」として、次のように記している。

「彼（ボーリー）は、ソファーの背もたれに落ちているかもしれない小銭や、手つかずの汚れた洗濯物の山にあるジーンズの中に残っている宝物を探している。そのなかで日曜日のリバプール戦で凄まじいゴールを決めたミトマを、『チェルシーに迎えよう』と決意している。しかし、それに関してブライトンを率いたグレアム・ポッターとは意見を交わしてはいない」

　ただ、ボーリー氏は、三笘の詳細なプレーを目にしておらず、「どのポジションでプレーするかも細かく知らない」という。そのうえで同メディアは、「しかし、今のチェルシーはボーリーのものであり、彼の資金と彼のルールによって動いている」と、今後に獲得へ動き出す可能性を匂わせた。

　現時点では具体的な動きはなく、交渉が本格化するかは不透明だ。とはいえ、三笘がブルーズ（チェルシーの愛称）の一員となれば、話題沸騰となるのは必至ではあるだけに、やはりノリに乗っている男の動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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