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日本代表

日本の国歌斉唱中にブーイング、PKをレーザーポインターで妨害。森保監督が苦言呈したバーレーン・サポの愚行を海外大手通信社は断罪「身体的ダメージ与えかねない」

THE DIGEST編集部

2024.09.12

PKの場面で顔付近にレーザーポインターを当てられた上田(左)。鎌田(右)は相手に臀部を蹴られ、一触即発の雰囲気になりかけた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

PKの場面で顔付近にレーザーポインターを当てられた上田(左)。鎌田(右)は相手に臀部を蹴られ、一触即発の雰囲気になりかけた。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 見過ごせない愚行が物議を醸している。

 現地9月10日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選が各地で第2戦が行なわれ、日本代表は敵地でバーレーン代表と激突。日本が1点をリードした後半に怒涛の4ゴールを挙げて5-0と圧勝を収めた一方で、相手サポーターの卑劣極まりない妨害行為が露呈し、森保一監督は試合後の会見で「止めていただきたい」などと苦言を呈す事態となった。

 5日の中国戦で大量7ゴールを奪い完勝した日本は、この日も破壊力ある攻撃で中東の雄を打ち砕いた。前半37分にFW上田綺世が相手のハンドで得たPKを着実に決めて先制ゴール。1点リードで折り返すと、森保監督は後半のスタートから伊東純也を入れて前線を活性化させる。すると、立ち上がりにその伊東が上田に好アシストし、エースストライカーは体を反転させて2点目を決めた。さらに守備的MFの守田英正が2点を加えて4点差にすると、トドメは途中出場のFW小川航基がダメ押しのヘディングでゴールにねじ込み、バーレーンの息の根を止めた。

 2試合を12得点、無失点というパーフェクトな内容で連勝を収めた森保ジャパン。絶好のスタートダッシュをみせたチームだが、相手サポーターのスポーツマンシップに欠ける悪質な行為に悩まされた。
 
 まず、試合前の国歌斉唱では敵地の観衆から大きなブーイングが飛んだ。「君が代」のメロディーがスタジアムに流れると、「ブー!」という声や曲をかき消すような口笛が最後まで鳴り響いた。これだけではない。PKの場面では上田がPKスポットに立つと、観客席から顔をめがけてレーザーポインターが当てられる信じられない事態が起きた。この場面には試合を独占配信した『DAZN』の実況アナウンサーも「嫌がらせされてます…」と唖然。サポーターの妨害にも平然としていた上田は冷静に決めきったが、SNS上ではファンから多くの苦言が寄せられた。

 加えて後半には、バーレーン側の激しいラフプレーに一触即発するようなシーンが起きた。
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