専門5誌オリジナル情報満載のスポーツ総合サイト

  • サッカーダイジェスト
  • WORLD SOCCER DIGEST
  • スマッシュ
  • DUNK SHOT
  • Slugger
日本代表

「今では日本が大陸の頂点に」アジア最終予選で連続大勝劇の日本代表を欧米メディアが激賞! 「10戦全勝で終えても驚くことではないのかもしれない」

THE DIGEST編集部

2024.09.13

ワールドカップ最終予選で好スタートを切った日本代表。(C)Getty Images

ワールドカップ最終予選で好スタートを切った日本代表。(C)Getty Images

 2026年北中米ワールドカップのアジア最終予選で、日本代表は中国代表に7-0、バーレーン代表に5-0という大勝を飾り、グループCの首位を走っている。

 今冬に開催されたアジアカップの準々決勝でイランに敗れて以降、5戦全勝(北朝鮮戦の不戦勝を除く)、4戦連続での5得点以上、さらには5試合のすべてでクリーンシートと、攻守で充実ぶりを継続したサムライブルー。ブラジルの総合サイト『Globo』は「日本はアジアカップ以降に進化を遂げており、森保一監督の新しい戦術は成功を収めている。超攻撃的な戦術を採りながらも、守備で苦しむこともない」と絶賛したが、他にも世界中のメディアから賛辞が寄せられている。

 英国の大手日刊紙『The Guardian』は、ここまで1勝1分けの成績でヨルダンに次いでグループBの2位につけている韓国を引き合いに出す形で、「日本は順調なスタート、一方で韓国はブーイングを浴びる」とレポート。「アジアの強豪国の明暗が分かれる。ソン・フンミン率いる韓国は足踏み状態。一方でサムライブルーは7-0と5-0の勝利を喜ぶ」と、好対照ぶりを強調している。

 また同メディアは、解任されたユルゲン・クリンスマンに代わって自国のレジェンドであるホン・ミョンボが後任監督となってもなお、韓国では依然として混乱が続いており、チーム内に不穏なムードが漂っていたこと、パレスチナ相手のスコアレスドローが国民の不満を引き起こしたことなどを伝えるとともに、オマーン戦での3-1の勝利に対しても「華々しいパフォーマンスではなかった」と厳しく評した。

 これに対し、「一方の日本は違う。さいたまでは中国相手に7発大勝。試合後は屈辱的なスコアで敗れた中国に注目が集まったが、日本は文句のつけようのない素晴らしいパフォーマンスを披露した。どの選手が入ってもスタイルは変わらず、これまでの弱点であった、チャンスを活かす能力も改善されたようだ。そして、敵地でバーレーンから5点を奪っての勝利もとにかく印象的だった。日本が“死の組”グループCを10戦全勝で終えても驚くことではないのかもしれない」と綴り、アジアの出場枠が「8.5チーム」に増えたことからも、早くも本大会進出は濃厚であると報じている。
 
 そして記事は、「現在のアジア王者はカタールだが、真のナンバーワン・チームがどこかは誰もが知っている。かつてはそれが韓国だったが、今では日本がこの大陸の頂点に立っている」という賛辞で締められた。

 続いて米国のスポーツ専門チャンネル『ESPN』も、「アジア最終予選が始まって分かったこと」という記事で、北朝鮮、カタール、韓国、中国とともに、日本についても言及。その戦いぶりを「無敵の快進撃」と表現し、以下のように振り返っている。

「ミャンマー、シリアとの計4試合をすべて5-0というハイスコアで勝利するなど、2次ラウンドを圧倒的な強さで駆け抜けた日本にも、最終予選では厳しい試練が待っているはずだった。しかし、サムライブルーはその警告を無視してしまったようだ。彼らの最終ラウンドは、2つの圧勝劇で幕を開けた。日本はすでに9人の選手が得点を挙げるなど、チーム全体に得点チャンスが広がっており、ベンチからも得点力が発揮されることを示している」

「彼らにとっての最大の試練は、サウジアラビアとオーストラリアとの対戦となるが、“死の組”とされるグループCで、日本はすでに上位2位以内に入る道筋をしっかりと築き、本大会の出場権を掴む勢いだ」

構成●THE DIGEST編集部

【関連記事】「我々が夢見たサッカーを日本が全部やっている」苦戦続きの韓国代表... 母国紙が森保Jに羨望の眼差し「ライバルという表現も無意味なほど差を感じる」
NEXT
PAGE

RECOMMENDオススメ情報

MAGAZINE雑誌最新号