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海外サッカー

「アトレティコは彼に苦しめられた」久保建英のプレーに現地メディアからは多くの賛辞! 一方で「断続的にしか機能しなかった」とも…

THE DIGEST編集部

2024.10.08

アトレティコ戦で存在感を放った久保。(C)Getty Images

アトレティコ戦で存在感を放った久保。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダは現地時間10月6日に行なわれたラ・リーガ第9節で、アトレティコ・マドリーと1-1で引き分けている。

 強豪相手のホームゲームで開始1分で失点を喫しながらも、終盤の84分に敵陣深くでのパスカットからルカ・スシッチがダイレクトで名手ヤン・オブラクのセーブが及ばないコースにシュートを放ち、引き分けに持ち込んだソシエダ。その中で、久保建英はフル出場を果たし、幾度も印象的なプレーを見せた。

 技巧的かつスピーディーなドリブルでマーカーを再三手玉に取り、左右両足で惜しいクロスを上げて決定機も創出した彼は、自身も積極的にフィニッシュに絡み、後半アディショナルタイムにもドリブルから惜しいシュートを放つなど、最後まで勝点3を狙い続けたチームの中でも絶大な存在感を発揮している。
 
 クラブが公式サイトで「右サイドの主役」と表現した久保に対しての現地メディアの評価を見ると、マドリードのスポーツ紙『MARCA』は3点満点の採点でチーム最高タイの「2」を彼に与え、「アトレティコは久保に苦しめられた。彼は常にフェイントで守備を崩し、ゴールを狙った。そのエリアでは、クレマン・ラングレとハビ・ガランが守り、さらにコナー・ギャラガーとアントワーヌ・グリーズマンが援護に回っていたが、日本人選手は巧みに立ち回った」と、そのプレーを評した。

 同メディアはまた、「ソシエダには、隙を与えないアトレティコの守備陣を少しでも崩すために、久保の突破力が必要だった」とも記述。一方、『AS』紙は「日本人選手は、試合の流れを変えられる特別な才能を持つ選手のひとりであり、ドノスティアに降る細かな雨の中で、何度も攻撃を重ねた」「彼は前半の終わりと後半の始まりの主役となった」と評し、採点はこちらも「2」を付与している。

 また、個別評価では「ソシエダの攻撃において、最もインスピレーションを発揮した選手であり、アトレティコの選手は彼をファウルでしか止められなかった」と久保に対して賛辞を贈っているが、同時に「彼に足りなかったのは、最後のパスの精度だけだった」とも指摘した。
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