各大陸の計32クラブが集って世界一を争うFIFAクラブワールドカップが現地時間6月14日から1か月間、アメリカの12会場で開催される。
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クラブ世界一決定戦は、1960年に創設された欧州と南米の王者によるホーム&アウェー方式の「インターコンチネンタル・カップ」に始まり、1980年からは中立地・日本での一発勝負(トヨタカップ)に。2005年からは6大陸の王者によるトーナメント方式として断続的に続いてきたが、拡大路線を進めるFIFA(国際サッカー連盟)によって4年に一度の巨大なイベントへと変貌。関係者からは多くの反感を買いながらも、新フォーマットでの幕開けを迎えることとなった。
各大陸に割り当てられた出場枠の中で、大陸王者およびクラブランキング上位に出場権が与えられ、出場32チームが決定。4チームずつ8つのグループに分かれて、それぞれ総当たりのリーグ戦を行ない、上位2チームが決勝トーナメントに進出する。優勝するには7試合を戦う必要があるが、賞金総額10億ドル(約1450億円)ということで、全勝で頂点に立った場合には最大で約1億2000万ドル(約174億円)が得られるという。
この史上最大規模のクラブ・トーナメントについては、各メディアが様々な形で展望しているが、スポーツデータ専門分析サイト『Opta Analyst』は、スーパーコンピューターによる1万回のシミュレーションに基づく予測モデルを用いて、各チームの優勝確率を算出している。
これによると、優勝候補の筆頭はチャンピオンズリーグでも悲願の初優勝を飾ったパリ・サンジェルマン。決勝進出確率が「30.9%」で、優勝確率は「18.5%」となった。優勝確率については、以下のように続く。マンチェスター・シティ(17.8%)、バイエルン(12.8%)、インテル(12.3%)、レアル・マドリー(9.8%)、チェルシー(8.4%)、ドルトムント(5.4%)、アトレティコ・マドリー(5.1%)、ユベントス(3.6%)、ベンフィカ(3.3%)……。
欧州以外のクラブでは、アルゼンチンのリーベル、サウジアラビアのアル・ヒラルがそれぞれ「0.3%」で最高。大会の目玉選手であるリオネル・メッシ擁するインテル・マイアミは「0.2%」で16番目の評価となっており、日本から出場する浦和レッズは残念ながら「0%」とされた。
ちなみに同サイトは、各ラウンドへの進出の確率も発表しているが、インテル、リーベル、メキシコのモンテレイという厳しいグループ(E)に組み込まれた浦和について、ベスト16入りは4チーム中最低の「19.8%」、さらに順位では1位が「3.1%」、2位は「16.6%」、3位は「29.5%」、そして4位は「50.8%」と、厳しい予想となっている。
一方、英国の日刊紙『THE Sun』は、アイルランドのスポーツベッティング『Boyle Sports』がやはりスーパーコンピューターによるシミュレーションで導き出した試合予想を紹介(決勝トーナメント以降)。それによれば、今季は大不振に喘いだマンCがラウンド・オブ・16でマドリー、準々決勝でインテル、準決勝ではユベントスを下して決勝に駒を進めるという予想になった。
そして、7月13日にニューヨーク近郊の「メットライフ・スタジアム」で彼らと対峙するのは、意外にもベンフィカ。ノックアウトラウンドでチェルシー、ポルト、バイエルンを下したポルトガルの雄が、勢いそのままに決勝でも名将ペップ・グアルディオラ率いるチーム相手に2-1の勝利を収めるのだという。
なお、こちらのベスト16に、浦和やインテル・マイアミの名前を見つけることはできない。欧州・南米のクラブ以外でグループステージを突破すると予想されたのは、アフリカのESチュニス(チュニジア)、そしてアル・ヒラルのみである。
構成●THE DIGEST編集部
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クラブ世界一決定戦は、1960年に創設された欧州と南米の王者によるホーム&アウェー方式の「インターコンチネンタル・カップ」に始まり、1980年からは中立地・日本での一発勝負(トヨタカップ)に。2005年からは6大陸の王者によるトーナメント方式として断続的に続いてきたが、拡大路線を進めるFIFA(国際サッカー連盟)によって4年に一度の巨大なイベントへと変貌。関係者からは多くの反感を買いながらも、新フォーマットでの幕開けを迎えることとなった。
各大陸に割り当てられた出場枠の中で、大陸王者およびクラブランキング上位に出場権が与えられ、出場32チームが決定。4チームずつ8つのグループに分かれて、それぞれ総当たりのリーグ戦を行ない、上位2チームが決勝トーナメントに進出する。優勝するには7試合を戦う必要があるが、賞金総額10億ドル(約1450億円)ということで、全勝で頂点に立った場合には最大で約1億2000万ドル(約174億円)が得られるという。
この史上最大規模のクラブ・トーナメントについては、各メディアが様々な形で展望しているが、スポーツデータ専門分析サイト『Opta Analyst』は、スーパーコンピューターによる1万回のシミュレーションに基づく予測モデルを用いて、各チームの優勝確率を算出している。
これによると、優勝候補の筆頭はチャンピオンズリーグでも悲願の初優勝を飾ったパリ・サンジェルマン。決勝進出確率が「30.9%」で、優勝確率は「18.5%」となった。優勝確率については、以下のように続く。マンチェスター・シティ(17.8%)、バイエルン(12.8%)、インテル(12.3%)、レアル・マドリー(9.8%)、チェルシー(8.4%)、ドルトムント(5.4%)、アトレティコ・マドリー(5.1%)、ユベントス(3.6%)、ベンフィカ(3.3%)……。
欧州以外のクラブでは、アルゼンチンのリーベル、サウジアラビアのアル・ヒラルがそれぞれ「0.3%」で最高。大会の目玉選手であるリオネル・メッシ擁するインテル・マイアミは「0.2%」で16番目の評価となっており、日本から出場する浦和レッズは残念ながら「0%」とされた。
ちなみに同サイトは、各ラウンドへの進出の確率も発表しているが、インテル、リーベル、メキシコのモンテレイという厳しいグループ(E)に組み込まれた浦和について、ベスト16入りは4チーム中最低の「19.8%」、さらに順位では1位が「3.1%」、2位は「16.6%」、3位は「29.5%」、そして4位は「50.8%」と、厳しい予想となっている。
一方、英国の日刊紙『THE Sun』は、アイルランドのスポーツベッティング『Boyle Sports』がやはりスーパーコンピューターによるシミュレーションで導き出した試合予想を紹介(決勝トーナメント以降)。それによれば、今季は大不振に喘いだマンCがラウンド・オブ・16でマドリー、準々決勝でインテル、準決勝ではユベントスを下して決勝に駒を進めるという予想になった。
そして、7月13日にニューヨーク近郊の「メットライフ・スタジアム」で彼らと対峙するのは、意外にもベンフィカ。ノックアウトラウンドでチェルシー、ポルト、バイエルンを下したポルトガルの雄が、勢いそのままに決勝でも名将ペップ・グアルディオラ率いるチーム相手に2-1の勝利を収めるのだという。
なお、こちらのベスト16に、浦和やインテル・マイアミの名前を見つけることはできない。欧州・南米のクラブ以外でグループステージを突破すると予想されたのは、アフリカのESチュニス(チュニジア)、そしてアル・ヒラルのみである。
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