二刀流が驚異的なパフォーマンスだ。
現地8月27日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が本拠地でのシンシナティ・レッズ戦に先発し、今季11試合目の二刀流デーで今季初勝利を挙げた。ロサンゼルス・エンジェルス時代の23年8月9日以来、749日ぶりに白星が付いた。
初回は2者連続三振を奪い立ち上がりを無失点。2回のマウンドは、元同僚のギャビン・ラックスからカーブで空振り三振を奪うが、そのあと2四球と2暴投で1死二、三塁のピンチを招く。それでも8番ケブライアン・ヘイズを100.3マイル(約161.4キロ)の速球で空振り三振、続くマシュー・マクレーンは変化球中心に攻めて、最後は低めのカーブで4つ目の空振り三振を奪いピンチを切り抜けた。
だが両軍無得点の3回には、1死からノエルビ・マルテに初球のカッターを捉えられて左中間席に被弾。甘く入った失投を悔やむ。先制点は与えたが、気持ちを切り替えエリー・デラクルスを160キロの直球で見逃し三振。オースティン・ヘイズには直球と変化球を織り交ぜ外角低めのスイーパーで空振り。早くも7つ目の三振をマークする。
大谷は4回裏、先頭で迎えた第2打席で一、二塁間を破る強烈な右前打。このヒットが口火を切り1死満塁につなげると“キケ”こと、エンリケ・ヘルナンデスの2点適時打で大谷が生還。両リーグトップ独走の123得点目をマークした。なおも2死満塁で大谷とバッテリーを組むダルトン・ラッシングにも2点適時打が飛び出し、ドジャースが一挙4得点。大谷が自らのバットで逆転の口火を切った。
5イニング目も続投した大谷は9番マクレーンを3球で早くも追い込むと、外角に大きく曲がるスイーパーで空振り三振。この日9つ目の三振をマークするなど三者凡退に打ち取り勝利投手の権利。復帰後最多87球を投げ抜き汗をぬぐった大谷にチームメイトや球場から労いの拍手が起きた。
毎回の9奪三振でレッズ打線を圧倒した大谷に地元記者からは称賛の声が上がっている。専門メディア『Dodgers Nation』の敏腕記者ノア・カムラス氏は5回を終了時に自身のXを更新。大谷の奪三振ショーを伝えたうえで、「5回2安打1失点、9奪三振(空振りは14)。今日のオオタニの投球は狂気の沙汰だ。完全にクレイジーだ」と、ただただ脱帽。試合後に再びXを更新して「驚異的な復活」と高く評価したカムラス氏は、あらためて今シーズン最多9奪三振に目を丸くした。
地元紙『Los Angeles Times』のブレイク・ハリス氏は「ショウヘイ・オオタニがマウンドで爆発!打線も再び覚醒した」と投打が噛みあい、レッズをスイープしたドジャースを称えた。
この日は昨シーズン達成した「50-50(50本塁打、50盗塁)」を記念した今季3度目のボブルヘッド人形の配布日。自らのボブルヘッドデーで投手復帰後最多となる5回2安打1失点、9奪三振の好投で約2年ぶりに勝利の余韻に浸った。
構成●THE DIGEST編集部
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現地8月27日、大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)が本拠地でのシンシナティ・レッズ戦に先発し、今季11試合目の二刀流デーで今季初勝利を挙げた。ロサンゼルス・エンジェルス時代の23年8月9日以来、749日ぶりに白星が付いた。
初回は2者連続三振を奪い立ち上がりを無失点。2回のマウンドは、元同僚のギャビン・ラックスからカーブで空振り三振を奪うが、そのあと2四球と2暴投で1死二、三塁のピンチを招く。それでも8番ケブライアン・ヘイズを100.3マイル(約161.4キロ)の速球で空振り三振、続くマシュー・マクレーンは変化球中心に攻めて、最後は低めのカーブで4つ目の空振り三振を奪いピンチを切り抜けた。
だが両軍無得点の3回には、1死からノエルビ・マルテに初球のカッターを捉えられて左中間席に被弾。甘く入った失投を悔やむ。先制点は与えたが、気持ちを切り替えエリー・デラクルスを160キロの直球で見逃し三振。オースティン・ヘイズには直球と変化球を織り交ぜ外角低めのスイーパーで空振り。早くも7つ目の三振をマークする。
大谷は4回裏、先頭で迎えた第2打席で一、二塁間を破る強烈な右前打。このヒットが口火を切り1死満塁につなげると“キケ”こと、エンリケ・ヘルナンデスの2点適時打で大谷が生還。両リーグトップ独走の123得点目をマークした。なおも2死満塁で大谷とバッテリーを組むダルトン・ラッシングにも2点適時打が飛び出し、ドジャースが一挙4得点。大谷が自らのバットで逆転の口火を切った。
5イニング目も続投した大谷は9番マクレーンを3球で早くも追い込むと、外角に大きく曲がるスイーパーで空振り三振。この日9つ目の三振をマークするなど三者凡退に打ち取り勝利投手の権利。復帰後最多87球を投げ抜き汗をぬぐった大谷にチームメイトや球場から労いの拍手が起きた。
毎回の9奪三振でレッズ打線を圧倒した大谷に地元記者からは称賛の声が上がっている。専門メディア『Dodgers Nation』の敏腕記者ノア・カムラス氏は5回を終了時に自身のXを更新。大谷の奪三振ショーを伝えたうえで、「5回2安打1失点、9奪三振(空振りは14)。今日のオオタニの投球は狂気の沙汰だ。完全にクレイジーだ」と、ただただ脱帽。試合後に再びXを更新して「驚異的な復活」と高く評価したカムラス氏は、あらためて今シーズン最多9奪三振に目を丸くした。
地元紙『Los Angeles Times』のブレイク・ハリス氏は「ショウヘイ・オオタニがマウンドで爆発!打線も再び覚醒した」と投打が噛みあい、レッズをスイープしたドジャースを称えた。
この日は昨シーズン達成した「50-50(50本塁打、50盗塁)」を記念した今季3度目のボブルヘッド人形の配布日。自らのボブルヘッドデーで投手復帰後最多となる5回2安打1失点、9奪三振の好投で約2年ぶりに勝利の余韻に浸った。
構成●THE DIGEST編集部
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