現地９月30日（日本時間10月１日）、ボストン・レッドソックスはワイルドカード・シリーズ第１戦で敵地ヤンキー・スタジアムに乗り込み、ニューヨーク・ヤンキースを３対１で下した。勝負を決めたのは吉田正尚のひと振りだった。

　試合は投手戦の展開となり、７回表まで０対１とリードを許す苦しい流れ。しかし１死二、三塁の好機で、１番・DHのロブ・レフスナイダーに代わり代打として吉田が打席へ。ポストシーズン初打席の緊張感の中、ヤンキース２番手ルーク・ウィーバーの初球95.9マイル（約154.3キロ）の４シームを捉え、センター前へ弾き返した。値千金の２点タイムリーで一気に２対１と逆転に成功した。
  　さらに９回にも貴重な追加点を奪い３対１。レッドソックスがシリーズ初戦をものにした。吉田の一打は決勝点となり、チームは地区シリーズ進出へ王手をかけた。

　この劇的なタイムリーに、ファンからは「最高の場面で打った」「活躍ほんと嬉しい」「朝から幸せな気分」「熱すぎる」「誰にも止められない」と、SNS上で称賛の声が相次いだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】吉田、ポストシーズン初打席で値千金の２点タイムリー