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「魂のピッチング見せてもらった!」山本由伸、7回途中2失点、自己最多113球の力投を披露!日本人ファンも歓喜「大ピンチを無失点で切り抜けるとは」

THE DIGEST編集部

2025.10.02

好投を披露したドジャースの山本由伸。(C) Getty Images

好投を披露したドジャースの山本由伸。(C) Getty Images

 現地10月1日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸はワイルドカード・シリーズ(WCS)突破をかけたシンシナティ・レッズとの第2戦に先発登板し、7回途中2失点で降板。自己最多となる113球の力投でチームの地区シリーズ進出に貢献し、勝利投手となった。

 初回、山本はレッズ先頭のT.J.フリードルを左飛に打ち取ったものの、左翼手エンリケ・ヘルナンデス(キケ)の好捕に助けられる。2番スペンサー・スティアには死球を与え、続くギャビン・ラックスは二ゴロに仕留めたものの併殺は取れず、2死一塁。この場面で続く4番のオースティン・ヘイズを右飛に打ち取ったはずが、右翼手テオスカー・ヘルナンデスの失策でピンチが広がってしまう。

 そして2死二、三塁の場面、山本はサル・スチュワートに対し、カウント2-2から投じた148キロのスプリットを捉えられ、右前へ運ばれて2点を先制された。
 
 しかし、これ以降、山本は立ち直りをみせた。2回はタイラー・スティーブンソンを約155キロの直球で空振り三振に斬ると、ケブライアン・ヘイズを三ゴロ、続くマシュー・マクレーンも153キロのツーシームで空振り三振。3回から5回も156キロ前後の直球やシンカーを駆使して三者凡退に抑え、安定感ある投球を続けた。

 4回裏にはキケとミゲル・ロハスの適時打で味方打線が逆転に成功したが、1点リードで迎えた6回は、先頭のフリードルに右前安打を許すと、続くスティアとラックスにも連打を浴び、無死満塁のピンチとなった。しかし、4番ヘイズを打ち取ったあと、スチュワートとエリー・デラクルーズをいずれも空振り三振に斬って取り、窮地を脱した山本は雄叫びを上げた。

 6回裏の1死一、三塁で第4打席に立った指名打者・大谷翔平が右前適時打で追加点を挙げると、続くムーキー・ベッツとテオスカー・ヘルナンデスも適時打でさらに4点を追加。5点リードの7回はスティーブンソンを遊ゴロ、代打ウィル・ベンソンに四球を与え、2死からフリードルに再び四球を与えたところで、ブレイク・トライネン投手にマウンドを託した。ドジャー・スタジアムのLAファンからはスタンディングオベーションが送られた。

 この日、山本は6回2/3をメジャーで自己最多となる113球を投げ、4安打9三振、2四球1死球、2失点(自責0)の好成績を残した。

 山本の好投に日本人ファンも歓喜。ネット上には「真の大エース」「ベンチ戻るときの圧倒的なドヤ感」「終盤のピンチにギアを上げれるところがエース」「メンタルお化けすぎる」「大ピンチを無失点で切り抜けるとは」「底が知れん」「ドジャースの星だ!」「鳥肌たったわ、素晴らしい由伸」などと、さまざまな称賛コメントが寄せられた。

 なお、試合はドジャースが8対4で勝利を収め、同カード2連勝。現地4日(日本時間5日)から始まる地区シリーズ進出を決めた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】山本由伸、7回途中2失点自己最多113球の力投を披露!
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