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「ロバーツ病が再発」ドジャース佐々木朗希の温存裏目が呼んだ波紋「トライネンだと『3点差しかないのに大丈夫か』となる」

THE DIGEST編集部

2025.10.08

佐々木はクローザーとして覚醒しつつあるか。(C) Getty Images

佐々木はクローザーとして覚醒しつつあるか。(C) Getty Images

 現地時間10月6日の地区シリーズ第2戦(5試合制の3勝先取方式)、7回を終えてドジャースがフィリーズを4−0とリード。このまま楽勝かと思いきや、6回1安打無失点のスネルの好投を台無しにするかのように、3番手のトライネンが相手打線につかまったのである。

 8回に1点を返されて迎えた9回、トライネンはいきなり3連打を浴びた。先頭のボームに中前打、続くリアルミュートには左翼線に二塁打、さらにカステヤノスにも二塁打を許し、2点を奪われたうえに無死2塁となった。結局、トライネンは1死も取れないまま降板している。

 SNS上には「A級ピッチャーからC級に交代させたら相手からしたらしめたここからだってなるでしょ」「トライネンだと『3点差しかないのに大丈夫か』となる」「トライネン投手は年齢的にもう球威がないし、上がることもないだろう」など、37歳のベテラン投手の限界説を唱える声があった。

 なぜ、そんなトライネンを起用したのか。ドジャースのロバーツ監督は以下のように説明している。

「(ササキ・)ロウキの(9回頭からの)起用は考えた。でも彼は短期間での連投に慣れていない。トライネンには、これまでポストシーズンで何度も重要な場面を切り抜けてきた経験がある。だから自信を持って送り出した」
 
 結果的に、佐々木朗希の温存が裏目に出た形だ。その後、バントシフトの成功、佐々木の力投でどうにか4−3と逃げ切ったドジャースだが、ロバーツ監督の采配、継投策にはSNS上でも以下のように批判が集中。波紋を広げている。

「ロバーツ病が再発」
「ロバーツ監督の迷采配が光る」
「ロバーツの謎采配、相変わらず酷い」
「完全に静まり返ったフィリーズを起こしてしまったのは全てロバーツの投手起用の責任」
「一昨日もトライネンか佐々木かを迷ったせいで、佐々木の肩を作る時間が遅れましたし、今日も判断ミス。ちょっと笑えないですね」

 継投策はレギュラーシーズンからの問題だが、5対3と制したフィリーズとの第1戦でも、グラスノーがトイレで呼び出されたり、佐々木が9回一死から準備するなど、“ドタバタ劇”があった。ただし──。

 一方で、フィリーズ戦の2試合を通して明確になったこともある。それは「クローザーは佐々木一択」だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】トライネンが炎上投球...窮地の場面で佐々木朗希が2球締め!

【記事】「トライネンの残酷な登板」「LAは突然ピンチに陥った」ドジャースの専門メディア記者がロバーツ監督の継投策に疑問
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