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「最低年俸の敗戦処理投手かのように不当で残酷」カーショウの“続投”に米記者が悲嘆 2回5失点の大乱調は「誰も見たくなかった。本当に目を逸らしたかった」

THE DIGEST編集部

2025.10.09

今季のポストシーズン初登板で打ち込まれたカーショウ。(C)Getty Images

今季のポストシーズン初登板で打ち込まれたカーショウ。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショウは、現地10月8日に本拠地で行なわれたフィラデルフィア・フィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)第3戦にリリーフ登板。2イニングを48球投げ6安打(2被弾)3四球5失点と、無残な結果に終わった。

 1対3で迎えた7回に4番手として登板したカーショウ。1番からの好打順を無失点に抑えたが、2イニング目の8回につかまった。J.T.リアルミュートにソロ、カイル・シュワーバーに2ランを浴びるなど、大量5点を失った。

 MLBで通算223勝を挙げ、今年7月には通算3000奪三振を達成した37歳左腕の悲惨な投球を受け、『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は「なぜドジャースのクレイトン・カーショウはフィリーズ戦での悲惨なプレーオフ登板を背負わなければならなかったのか」と題したコラムを掲載した。

 ナイチンゲール記者はまず、カーショウのピッチングについて「誰もこんなものを見たくはなかった。本当に、目を逸らしたかった。まるでバッティング練習でもしているかのように、フィラデルフィア・フィリーズに打ち込まれる」と表現。レジェンド左腕が滅多打ちされるシーンを嘆いた。
 
 そして「イニングを終えるまで投げさせるのは、まるで最低年俸の敗戦処理投手であるかのように不当で、さらには残酷に思えた」と私見を述べ、デーブ・ロバーツ監督の続投に疑問を投げかける。

 試合後にカーショウ自身が制球に苦労したことと、ロバーツ監督がスライダーの出来やコントロールが本来のものではなかったと指摘した部分を紹介したうえで、以下のように結んだ。

「カーショウがこのシリーズの残りで再び投げる可能性は低く、(チームが)リーグ優勝決定シリーズに進出した場合、重要な場面で彼を起用することにロバーツ監督は躊躇するかもしれない。しかし、ドジャー・スタジアムの誰もが、これまでで最高の投手の一人であるカーショウの最後の記憶が、誰も彼を救いに来なかった時にマウンドで一人苦闘することになってほしいとは思っていない」

 今季のポストシーズン初登板で、まさかの結果に終わったカーショウ。今季限りでの引退を表明しているレジェンドは、今回の投球が現役最後のマウンドになってしまうのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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【動画】まさかの1イニング2被弾…打ち込まれるカーショウ
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