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激闘のNLDSで浮上したドジャースをめぐる“真実と嘘”とは!? 米メディアが指摘「ここから存在感を発揮する」「最後の登板を終えた」

THE DIGEST編集部

2025.10.11

地区シリーズで登板した大谷(左)、カーショウ(中)、佐々木(右)。現地メディアの評価は?(C) Getty Images

地区シリーズで登板した大谷(左)、カーショウ(中)、佐々木(右)。現地メディアの評価は?(C) Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは今季のポストシーズンも、激闘を乗り越えてリーグ優勝決定シリーズ(NLCS)までコマを進めた。フィラデルフィア・フィリーズとのナ・リーグ地区シリーズ(NLDS)を3勝1敗で制し、4戦とも数多くのドラマが生まれている。

 米メディア『FANSIDED』のマーク・パウエル記者が最新記事の中で、NLDSに勝利したドジャースで話題となった3選手に対し、自身の見解を綴っている。
 

「2つの真実と1つの嘘」と銘打たれている今回のトピックで、パウエル氏が1つ目の「真実」に挙げるのが、クローザーとして生まれ変わった佐々木朗希。今ポストシーズンで4度登板、NLDSでは3試合でマウンドに登りフィリーズ打線を抑え込んだ。

 パウエル氏は、不振に喘いでいた今季序盤とは見違えるほどの佐々木の姿に、「まさに、昨冬に複数のMLB球団が惚れ込んだ理由がこれだ」などと称賛。続けて、「このポストシーズンでササキの登板数は増えているが、内容は極めて安定している。デーブ・ロバーツが賢明であるなら、この役割を無理に変えることはしないはずだ」と見通している。

「真実」の2つ目では、フィリーズとの3戦目に救援登板したクレイトン・カーショウに対する持論を展開。2イニング5失点というスタッツにパウエル氏は、「今のドジャースに必要なのは『確実にアウトを取れる投手』であり、カーショウはリリーフでそれを提供できない」などと評価。さらには、「カーショウはドジャースで(現役)最後の登板を終えた」との主張も記している。

 そしてパウエル氏は最後に、打撃が低迷している大谷翔平の現状が「嘘」であると強調する。「確かにオオタニはバッティングで本来の姿を見せていないが、まだシリーズは続く(ドジャースが勝ち進む限り)。これからの2シリーズで存在感を発揮する可能性は十分ある」と期待を寄せ、投手としての貢献度も認めながら次のように私見を並べた。

「もしリーグ優勝決定シリーズ以降も不振が続けば、そのとき初めて議論すべきだろう。だが、昨年の10月に彼が大きなインパクトを残したことを思えば、今の時点で『異常』と決めつけるのは早計だ」

 ドジャースを支える新旧タレントたちへの評価はさまざま。ここから続く連覇への道のりで、選手それぞれがどんなストーリーを紡いでいくのか。その一挙手一投足から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ドジャース、まさかの幕切れで劇的サヨナラ勝ち
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