米メディア『heavy.』は現地10月13日、「NPBの読売ジャイアンツがニューヨーク・ヤンキースのマイナーリーグ投手に興味」と題した記事を掲載。ヤンキース傘下３Aに所属していた37歳の前田健太に巨人が獲得調査に乗り出したと報じた。

　前田は今年５月にデトロイト・タイガースを退団後、５月にシカゴ・カブス、８月にヤンキースとマイナー契約。シーズン中やMLBポストシーズンの解説出演時に「来季は日本の球団でプレーしたい」と語っており、NPBファンの関心を集めていた。
  　同メディアは前田について、「ロサンゼルス・ドジャースで４シーズンを過ごした後、オフシーズンのトレードでミネソタ・ツインズに移籍。それ以来、彼のマウンドでの成績は下降の一途を辿っている」と綴り、続けて「このベテラン投手がMLBを去るという決断は、過去２シーズンの苦戦を考えると、特に驚くようなことではない」と指摘した。

　また、前田の移籍先については「獲得に興味を持っているのはNPBのジャイアンツだけではないかもしれない」と記し、2008年から15年までを過ごした広島カープについて触れたうえで、「前述の通り、彼はカープでキャリアをスタートさせており、慣れ親しんだクラブハウスに戻ることを望んでいるかもしれない。元ヤンキースの先発投手、田中将大もMLBで７シーズンを過ごしたのち、東北楽天ゴールデンイーグルスに復帰し、同様の道を歩んだ」と説明した。

　NPB復帰を目指す前田は、古巣の広島カープに戻るのか。それとも他の球団で日本球界に復帰するのか。今後の動向に注目が集まる。

構成●THE DIGEST編集部

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