現地10月14日、ロサンゼルス・ドジャースとミルウォーキー・ブルワーズによるナ・リーグ優勝決定シリーズ第２戦がアメリカンファミリー・フィールドで行なわれた。試合は５対１でドジャースが勝利し、７戦４勝制のシリーズで２連勝を挙げた。

　本拠地で痛恨の２連敗スタートとなったブルワーズ。この結果について、パット・マーフィー監督は地元紙『Milwaukee Journal Sentinel』の取材に応じ、「世間は俺たちをもう終わったと思っていると思うが、理解はできる。これまでこの状況からシリーズをひっくり返したチームは10％にも満たない。でも、このチームは何度も見放されながら戦ってきた。まだ負けていない。闘志はしっかり残っている」と力強くコメント。66歳の老将は決して諦めていない。
  　マーフィー監督の発言について米メディア『ClutchPoints』は記事の中で、「第３戦ではドジャースのタイラー・グラスノーが先発予定。ブルワーズにとっては、これ以上ない厳しい状況だ。しかし、マーフィー監督は、依然としてチームへの信頼を崩していない」と記し、強気な姿勢を貫く指揮官に注目した。

　さらに「ブルワーズが今年、ここまでの地位を築いたのは、球界屈指の粘り強さを誇ったチームだったからだ。長年にわたり多くの貴重な選手を失ってきたが、ブルワーズは一歩も衰えていない」とチーム力を高く評価し、「敵地で迎える第３戦、勝負どころでの奮起が求められる」と苦境に立たされたブルワーズの戦いに期待を寄せた。

　また「強大な戦力を誇るドジャース。一方、ブルワーズはMLBでも屈指の小規模球団であり、資金力の差は歴然。それでも『小よく大を制す』物語を起こせるか」と結び、苦境からのブルワーズ大逆転を願った。

　リーグ優勝決定シリーズ第３戦は現地16日（日本時間17日）、今度はドジャースの本拠地ドジャー・スタジアムで行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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