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PS早期敗退のレッドソックス吉田正尚のパフォーマンスに脚光 打率.571の内容に地元メディア称賛「唯一、勝負所で結果を出していた」

THE DIGEST編集部

2025.10.15

レギュラーシーズンでは出遅れた吉田だが、ポストシーズンでは爪痕を残した。(C) Getty Images

レギュラーシーズンでは出遅れた吉田だが、ポストシーズンでは爪痕を残した。(C) Getty Images

 吉田正尚が所属するボストン・レッドソックスは今季、4シーズンぶりのポストシーズン進出を果たした。ワイルドカードシリーズでニューヨーク・ヤンキースと対戦し、初戦に勝利するも、その後の2試合を落とし、1勝2敗で涙を飲んでいる。

 
 悔しい結果となった宿敵との3試合だが、吉田のパフォーマンスには、「唯一の希望」だったと称賛の声が上がっている。ボストンのスポーツ情報を発信する『CHOWDER & CHAMPIONS』が10月14日、ポストシーズンにおける吉田の活躍を振り返るトピックを掲載。同メディアはその中で、「代打でもスタメンでも、マサタカ・ヨシダはMLBで初めて迎えたポストシーズンシリーズで存在感を示した」と振り返っている。

 レッドソックスが3対1で勝利した初戦、吉田は7回に代打で打席に立ち逆転の2点適時打を放ち、勝利に貢献した。3対4と僅差で敗れた2戦目も代打で出場し、安打を記録。そしてスタメンに名を連ねた3戦目、レッドソックスは4対0のスコアで5安打完封負けを喫するも、吉田はチームで唯一人、2安打をマークし気を吐いた。

 同メディアは、吉田の3試合を通しての内容を強調し、「7打数4安打(打率.571)、2打点という好成績を残し、チームの中で唯一『勝負どころ』で結果を出した選手だった」と論じている。

 さらにトピックでは、来季以降の話題も綴られており、「ヨシダの契約は残り2年。2027年には34歳でFAとなる。ボストンはこのオフに外野陣の“渋滞問題”を抱えており、誰をどう起用するかが焦点の一つになる」などと主張。そのうえで、「ヨシダの年齢と守備力を考えれば、指名打者(DH)としてプレーするのが最も現実的だ」として、今後の起用法にも言及する。

 そして、1勝2敗で終えたポストシーズンを改めて総括し、「もしあなたがレッドソックスのファンなら、ワイルドカードシリーズから得られる前向きな要素は多くないだろう」と悲嘆しつつも、9月以降に調子を取り戻した背番号7を称え、「それでも、3年間燻ぶってきたヨシダがようやく結果を出したことは、希望の光だ。2025年を好調のまま終えた彼は、来季、再び打線の中核を担う打者として期待できる」などと見通している。

 今季は肩のリハビリにも時間を要し、出場機会も限られながら、最後は高い評価が送られている吉田。厳しいレギュラー争いが確実視される来季も、そのバットで期待に応えるだけの結果を残していくはずだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】吉田正尚が代打で躍動! ヤンキース戦で値千金の逆転打
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