ロサンゼルス・ドジャースのマイケル・コンフォートは、レギュラーシーズンの低調から未だポストシーズン出場がない。厳しい状況のなか、32歳のベテランはニューヨークの地元紙『New York Post』の取材に応じ、現状の心構えやモチベーションについて明かした。

　今シーズン左の強打者として期待され、チャンピオンチームに入団したコンフォートだったが、レギュラーシーズンは138試合の出場で12本塁打、36打点、OPS.637と大苦戦。打率は２割を切り（.199）、121三振を記録し、2015年のメジャーデビュー後ではキャリアワーストの成績に終わった。ポストシーズンでは、ここまでロースター入りしていない。
  　コンフォートは「このシリーズ（リーグ優勝決定シリーズ）や次のシリーズ（ワールドシリーズ）で僕が必要になった場合に備えている」と集中は切らしていない。ただ、「僕はこの経験を楽しんでいる」と語る通り、今の状況をポジティブに捉えて前を見据えているようだ。

「ロースターに名前が載っていないのは間違いなくモチベーションになる。取り組まなければならない物事がいくつかあるため、オフシーズンに入ってそれらに対処して、何が起こるか見てみよう」

　ロサンゼルスでの１年間を振り返り、「困難な時期が長かった。このレベルのチームに残るためには、自分の役割に対する考え方を調整する必要があった」と、加入後は苦難の連続だったとコメント。チームについては、「スターパワーは言うまでもないが、スタッフからアナリティクスまで、チームアプローチを見るのは本当に印象的だ」と完成度の高さを実感している。

　昨年12月に１年1700万ドル（約25億1000万円＝当時）でドジャース入りしたコンフォート。チーム連覇がかかるワールドシリーズでは、ロースター入りできるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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