圧巻の４連勝で２年連続のワールドシリーズ進出を決めた。

　現地10月17日、ナ・リーグ優勝決定シリーズで３戦全勝と王手をかけていたロサンゼルス・ドジャースは本拠地での第４戦に臨み、ミルウォーキー・ブルワーズから５対１の快勝を収めた。圧巻だったのは二刀流で先発した大谷翔平だ。投げては６回0/3で10奪三振０失点をマークして勝利投手となり、打っては１番・DHで３本塁打と世紀の大暴れ。リーグ優勝のセレモニーでは堂々、シリーズMVPに選出された。

　なかでも世界を驚かせたのが、２本目の衝撃弾だ。第３打席で相手右腕パトリックのカットボールを迷わず強振。打球はあっという間にスタンドを超えて場外に消え、飛距離469フィート（約142.9メートル）を記録する超特大アーチとなった。
  　ここで球団公式Ｘが紹介したのが、ダウアウトやブルペンのチームメイトたちが軒並み頭を抱え、唖然とした表情を浮かべる様子だ。名手フレディ・フリーマンも信じられないといった面持ちで、白い歯を見せながら茫然。米ファンからは「フレディも俺たちと一緒じゃないか！」「なんて分かりやすいリアクションだろう」「誰だってそうなるよな」「ずっと観ていたい表情だ」など、続々と反応が寄せられた。

　シャンパンファイトを終えたフリーマンは取材に応じ、大谷への賛辞を惜しまなかった。「ときどき、彼に触れて確かめるんだ。実は身体が鋼鉄でできているんじゃないかってね」と茶目っ気たっぷりに話し、「本当に信じられない。最高の舞台でとんでもないことをやってのけたよ。おそらく“ショウヘイ・オオタニのゲーム”として記憶されるだろうね」と褒めちぎった。

構成●THE DIGEST編集部
【動画】大谷翔平の衝撃143m弾に頭を抱えるフリーマン、ロハス、そしてブルペン陣