現地10月28日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平が、本拠地ドジャー・スタジアムで行なわれたトロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第４戦に、１番・先発投手兼DHでスタメン出場。歴史的な18回の激闘を制した翌日ながら力投を見せ、７回途中で降板した。

　大谷は初回、２死走者なしの場面でブルージェイズの３番ボー・ビシェットに四球を与えて出塁を許す。続くアディソン・バーガーには内野安打を浴びるも、２死一、二塁で５番アレハンドロ・カークを打ち取り、無失点で切り抜けた。２回は三者凡退に抑えたが、１点リードの３回１死一塁の場面でブラディミール・ゲレーロJr.にカウント２ー１からの４球目、高めのスライダーを完璧に捉えられ、左翼スタンドへ２ラン本塁打を許し、２対１と逆転された。
  　４回から６回は無失点で凌いだ大谷だったが、１点ビハインドの７回、先頭の６番ドールトン・バーショにライト前ヒットを浴びると、続くアーニー・クレメントにはレフトフェンス直撃の二塁打を許す。無死二、三塁のピンチとなったところで、デーブ・ロバーツ監督から降板を告げられた。

　大谷から後を託されたアンソニー・バンダは、適時打と内野ゴロの間の得点を許し、この日の大谷は７回途中まで６イニング・93球を投げ失点４（自責４）、被本塁打１、被安打６、奪三振６、与四球１でマウンドを降りた。バンダの後を受けたブレイク・トライネンも連打を浴びて、ドジャースはこの回一挙４失点。９回途中で１対６でブルージェイズがリードしている。

　大谷の降板後、ネット上にはNHKの国際放送や各種配信サービスで試合を観戦した日本人ファンからは、「昨日の疲れが残る中でよく投げた」「打線終わりすぎだろ」「ロバーツはゲームを捨てたのか」「昨日７時間近くフル出場して疲れが取れないままで二刀流はキツいよな」「援護もなく辛いね」「どんだけ抑えても援護もなく打線崩壊って」「どうなってんだよ」といったコメントが上がった。

構成●THE DIGEST編集部

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