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MLB

「流れが止まった」ブルージェイズに完敗のドジャース、WS制覇2度の日本人が考える勝負のポイントは“投壊”の7回ではなく…

THE DIGEST編集部

2025.10.30

コール(右)は、ソロ本塁打を放ったE・ヘルナンデス(左)に続けなかった。(C)Getty Images

コール(右)は、ソロ本塁打を放ったE・ヘルナンデス(左)に続けなかった。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースは、現地10月29日のワールドシリーズ(WS)第5戦でトロント・ブルージェイズと対戦。初回に2点を先制されたが、3回にソロ本塁打で反撃。しかしその後は得点を奪えず、逆に4回に加点を与え7回には投手陣の3暴投も絡み1対6で敗れた。

 本拠地でまさかの2連敗を喫し、ブルージェイズに王手をかけられたドジャース。この試合、勝負を左右するポイントはどこだったのか。現役時代はオリックスで日本一を、MLBではセントルイス・カーディナルスとフィラデルフィア・フィリーズ時代にWS制覇を2回経験した田口壮氏は、ドジャースの3回裏の攻撃を挙げる。

 初回に2被弾を浴びた先発左腕ブレイク・スネルが2、3回表を無失点でしのいだ。その裏、ドジャースは1死から8番“キケ”ことエンリケ・ヘルナンデスのソロ本塁打で反撃の狼煙を上げるが、続くアレックス・コールはセンターフライ、1番の大谷翔平は空振り三振に倒れ1点にとどまった。

 田口氏はコールの打席で「この回の攻撃の流れが止まった」とコメント。その理由について、こう説明する。

「3回表にスネルが良いピッチングをした。(ドジャースに)流れが来たところで、実はキケ・ヘルナンデスがヒットで出ればいいと思って見ていました。意外とホームランは流れが止まります。(9番の)コールが塁に出れば流れに乗っていくだろうけど、センターフライだった。大谷選手にランナーがいる状態で回せなかった」
 
 現在ドジャースは上位打線につなぐ9番打者に苦しんでいる。レギュラーシーズン打率.272、27本塁打、86打点をマークしたアンディ・パヘスがポストシーズンに入ると、極度の打撃不振に陥りナ・リーグ地区シリーズから9番に降格。マークが薄くなる打順になっても打撃は低空飛行が続き、試合前時点で打率.080、OPS.215と大ブレーキ。ワールドシリーズに限っては15打数1安打と上昇気配は一向にみえず、ついに第6戦でスタメンを外れた。

 パヘスの代わりに9番でスタメンに抜てきしたコールもノーヒットに終わり、勝負のポイントでも結果を残せなかった。田口氏は「ドジャースの“9番問題”がまだまだ。今日はコールが打てなかったですけど、彼を責めても仕方がない。なかなかゲームに出てないので、結果を出せというのは非常に難しい。そういうところで、9番打者はまた課題に残った」と私見を述べた。

 もう1敗も許されないドジャース。デーブ・ロバーツ監督は、敵地トロントに舞台を移して行なわれる第6戦(現地10月31日)で、どのような選手起用を見せるのか。球団初の2連覇に向け、もう後がなくなった指揮官の手腕が問われる。

構成●THE DIGEST編集部

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