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「大谷翔平に投票しないのはおかしい」選手間投票での“落選”を米識者ら疑問視「『オオタニ疲れ』だ!」「野球界最高はいつだってショウヘイだ」

THE DIGEST編集部

2025.10.31

大谷は今季の選手間投票でのリーグ最優秀選手に選ばれなかった。(C) Getty Images

大谷は今季の選手間投票でのリーグ最優秀選手に選ばれなかった。(C) Getty Images

 現地10月29日、MLB選手会は選手間投票で今季活躍した選手を称える「プレイヤーズ・チョイス・アワーズ」の年間最優秀選手に、ア・リーグで60本塁打放ったカル・ローリー(シアトル・マリナーズ)が選ばれたと発表した。同選手はリーグ最優秀選手とのダブル受賞を果たした。一方、ナ・リーグ最優秀選手にはリーグ本塁打&打点王のカイル・シュワーバー(フィラデルフィア・フィリーズ)が選出された。

 両者ともシーズンMVP級の素晴らしい数字なことに異論はないだろう。だが、一部識者からは大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)のナ・リーグ最優秀選手“選外”に少なからず疑問の声が上がっている。一昨年の右肘手術から復帰後初の二刀流シーズンで、驚異の55本塁打を記録したにもかかわらずだ。

 米ポッドキャスト番組『Foul Territory』司会のスコット・ブラウン氏は、同番組内でシュワーバーと大谷の今季成績を比較。本塁打(大谷=55本、シュワーバー=56本)と打点(大谷=102点、シュワーバー=132点)を除く打撃主要スタッツで、大谷に軍配が上がっていると紹介した。

 元オールスター捕手のA.J.ピアジンスキー氏は「打点の差は、打順の違いなどによるもので選手の能力とは関係がない」と指摘。さらに、投手としても出場した大谷の貢献度はDH専任のシュワーバーを実質的に上回っていると示唆。「この結果は『オオタニ疲れ』なんだ!」と連呼し、「(大谷の話は)聞き飽きたという選手が『彼(シュワーバー)は良い年だったから、投票しよう』となっている」との見解を示し、大谷への投票数の少なさを嘆いた。
 
 そして元MLB捕手のエリック・クラッツ氏は「カイル・シュワーバーの今シーズンは素晴らしかったし、人としても良いやつだ」と受賞者を擁護しつつも、「野球界最高の選手はいつだってショウヘイ・オオタニだ」と断言。今回の選手間投票に疑問を投げかけ、大胆な憶測を以下のように述べた。

「選手会はショウヘイをリストから外したに違いない。選手たちが(大谷に)投票しなかったのはおかしいよ。だって、自分が同世代の選手と比べてどの位置にいるのかを知っているのは、記者の評価よりも選手にとって重要なはずだから。確かに(全米野球記者協会による)MVPは素晴らしい賞だけど、それは記者の評価によるものでしかないからね」

 大谷は2021年、ロサンゼルス・エンジェルス在籍時に年間最優秀選手とア・リーグ最優秀選手を同時受賞。23年にア・リーグ最優秀選手、24年にナ・リーグ最優秀選手に輝いている。

 幸か不幸か、歴代最高プレイヤーと同じ時代、同じリーグに身を置く選手にしか分からない複雑な心境が投票結果に表れたのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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