ワールドシリーズ第６戦は現地10月31日、カナダ・トロントのロジャース・センターで第６戦が行なわれ、ロサンゼルス・ドジャースが３対１でトロント・ブルージェイズを下し、勝負は最終第７戦に持ち込まれた。接戦となったゲームは、最終回にまさかのビッグプレーで決着。地元記者からは「なんてこった！」と驚きの声が上がった。



　
　最終回は、８回からマウンドに上がった佐々木朗希がイニング跨ぎで登板したものの、無死二、三塁のピンチを作り、翌日先発予定だったタイラー・グラスノーに交代。グラスノーは１球でワンアウトを奪うと、続く９番アンドレス・ヒメネスには２球目のシンカーを捉えられ、レフト方向に鋭い打球が飛ぶ。しかし、レフトのキケ・ヘルナンデスが前進してこれをキャッチ。二塁ランナーが飛び出しているのを見て、すぐさまランニングスローでセカンドのミゲル・ロハスへ送球し、ダブルプレーに仕留めてみせた。

　劇的な幕切れに、ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は、「なんてこった！キケ・ヘルナンデスのなんてプレーだ（そしてブルージェイズのなんてひどい走塁だ）。 第7戦は明日の夜だ」と綴り、興奮が収まらない様子だ。フォロワーからも「またしてもキケがワールドシリーズでやってくれた」「再びキケがやってくれた！」「トロントの驚くべきベースランニングミス」「キケの送球もよかったが、ロハスのキャッチも見逃せない」などと反応。これまでもポストシーズンの大舞台で真価を発揮してきたキケ・ヘルナンデスの好守に多くの賛辞が寄せられている。

　ワールドシリーズ第７戦は現地11月１日（日本時間２日）、ロジャース・センターで行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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