11月15日、野球の日本代表と韓国代表が東京ドームで強化試合「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」を行ない、侍ジャパンが11対4で勝利した。大敗した韓国の中継で解説を担当した球界レジェンドが私見を述べた。
韓国メディア『OSEN』は「通算549セーブのレジェンドが苦言『ABSのせいにするな』」と題した記事を掲載し、まず試合について「日本との第1戦で4対11の完敗。アン・ヒョンミンとソン・ソンムンの連続本塁打で3対0と先制したものの、投手陣が崩壊し痛恨の大逆転負けを喫した」と記述。その上で「第2戦開始前、1戦目で解説を担当したオ・スンファン氏は代表チームの練習を訪れ、何人もの投手と会話しながら、アドバイスを口にした」と綴り、元韓国代表のレジェンド右腕オ・スンファン氏のコメントを紹介した。
オ・スンファン氏は2014年に韓国プロ野球(KBO)サムスン・ライオンズから日本のプロ野球(NPB)阪神タイガースに入団した。2年間プレーしたのち、2016年にメジャーリーグ(MLB)へ挑戦。セントルイス・カーディナルス、トロント・ブルージェイズ、コロラド・ロッキーズと3シーズンにわたり活躍した。KBO、NPB、MLBの3リーグ通算で1097試合に出場し、64勝53敗、549セーブ、1264奪三振を挙げた。
そんなオ・スンファン氏は日本との第1戦について、「高尺スカイドームと東京ドームは雰囲気がまったく違う。リズムやテンポが崩れて当然だ。まだ若い選手が多いので、昨日の試合はむしろ良かったと思っている。課題が明確に出たからだ。直らず繰り返されるなら厳しい言葉も必要だが、今は過程の段階。そこまで引きずる必要はない」と持論を展開した。
続けて、大敗したことについて同氏は「経験の問題ではないと思う。今の選手たちは経験をそこまで重視していないし、萎縮するタイプでもない。むしろ悔しさが込み上げ、もっと勝ちたいという気持ちが強くなっている。これはあくまで強化試合。日韓戦だから敏感になる人もいるだろうが、一番重要なのは来年3月のWBCだ。昨日の試合は、できれば昨日のうちに終わりにしてほしい」と話した。
また3対3の5回に起きた物議を醸している場面についても言及。この回、ムン・ヒョンビンが放った打球が日本の3番手・松本裕樹の足に当たって跳ね上がり、一塁手の佐々木泰がキャッチした。このシーンについて球審ジェン・パウォル氏は「打球は地面ではなく投手の足に当たって跳ねた」と判断し、ファーストライナーのアウトを宣告した。
これについて、同氏は「そういう審判に当たるのも勉強。WBC本戦でも同じような審判に当たらないとは限らない。むしろ早い段階で経験できてよかった。国際大会ではあり得ないコールが多い。でもそんな状況でも流れを変えられるのが代表選手だ」と指摘した。
一方で韓国の投手陣は、日本打線を前に11個の四死球を与えた。韓国の中継で同氏は、「もっとゾーンに投げ込むべき」と語り、その理由について、「四球が多かったからそう言っただけ。WBCは球数制限もあるので、次の試合を考えるといっそ打たれたほうがいいケースもある」と説明。ABS(自動ストライク判定)導入後、球審の判定方式が変わったことで苦戦したのではないか、と問われると「ABSはむしろ打者に影響が大きいと思う。投手はABSを言い訳にするな。ABSがあるからといって、そのゾーンだけを狙う投手は多くない」と現状を語った。
なお、16日に行なわれた第2戦は、7対7で引き分けに終わった。本番となる来年3月の戦いにも注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり! 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻&パートナー”を一挙紹介!
【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も
【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場
韓国メディア『OSEN』は「通算549セーブのレジェンドが苦言『ABSのせいにするな』」と題した記事を掲載し、まず試合について「日本との第1戦で4対11の完敗。アン・ヒョンミンとソン・ソンムンの連続本塁打で3対0と先制したものの、投手陣が崩壊し痛恨の大逆転負けを喫した」と記述。その上で「第2戦開始前、1戦目で解説を担当したオ・スンファン氏は代表チームの練習を訪れ、何人もの投手と会話しながら、アドバイスを口にした」と綴り、元韓国代表のレジェンド右腕オ・スンファン氏のコメントを紹介した。
オ・スンファン氏は2014年に韓国プロ野球(KBO)サムスン・ライオンズから日本のプロ野球(NPB)阪神タイガースに入団した。2年間プレーしたのち、2016年にメジャーリーグ(MLB)へ挑戦。セントルイス・カーディナルス、トロント・ブルージェイズ、コロラド・ロッキーズと3シーズンにわたり活躍した。KBO、NPB、MLBの3リーグ通算で1097試合に出場し、64勝53敗、549セーブ、1264奪三振を挙げた。
そんなオ・スンファン氏は日本との第1戦について、「高尺スカイドームと東京ドームは雰囲気がまったく違う。リズムやテンポが崩れて当然だ。まだ若い選手が多いので、昨日の試合はむしろ良かったと思っている。課題が明確に出たからだ。直らず繰り返されるなら厳しい言葉も必要だが、今は過程の段階。そこまで引きずる必要はない」と持論を展開した。
続けて、大敗したことについて同氏は「経験の問題ではないと思う。今の選手たちは経験をそこまで重視していないし、萎縮するタイプでもない。むしろ悔しさが込み上げ、もっと勝ちたいという気持ちが強くなっている。これはあくまで強化試合。日韓戦だから敏感になる人もいるだろうが、一番重要なのは来年3月のWBCだ。昨日の試合は、できれば昨日のうちに終わりにしてほしい」と話した。
また3対3の5回に起きた物議を醸している場面についても言及。この回、ムン・ヒョンビンが放った打球が日本の3番手・松本裕樹の足に当たって跳ね上がり、一塁手の佐々木泰がキャッチした。このシーンについて球審ジェン・パウォル氏は「打球は地面ではなく投手の足に当たって跳ねた」と判断し、ファーストライナーのアウトを宣告した。
これについて、同氏は「そういう審判に当たるのも勉強。WBC本戦でも同じような審判に当たらないとは限らない。むしろ早い段階で経験できてよかった。国際大会ではあり得ないコールが多い。でもそんな状況でも流れを変えられるのが代表選手だ」と指摘した。
一方で韓国の投手陣は、日本打線を前に11個の四死球を与えた。韓国の中継で同氏は、「もっとゾーンに投げ込むべき」と語り、その理由について、「四球が多かったからそう言っただけ。WBCは球数制限もあるので、次の試合を考えるといっそ打たれたほうがいいケースもある」と説明。ABS(自動ストライク判定)導入後、球審の判定方式が変わったことで苦戦したのではないか、と問われると「ABSはむしろ打者に影響が大きいと思う。投手はABSを言い訳にするな。ABSがあるからといって、そのゾーンだけを狙う投手は多くない」と現状を語った。
なお、16日に行なわれた第2戦は、7対7で引き分けに終わった。本番となる来年3月の戦いにも注目が集まる。
構成●THE DIGEST編集部
【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり! 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻&パートナー”を一挙紹介!
【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も
【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 愛犬デコピンも登場
関連記事
- 「中継終わりかよ!」侍ジャパン韓国戦、地上波生中継がまさかの5回で“終了”...BSでリレー中継も視聴者騒然「どういうこと」「流石に早すぎ」
- “あと1人”からまさかの被弾…侍ジャパンが韓国と7-7でドロー 日韓戦11連勝はならず
- 「あまりに理不尽な誤審」“疑惑の判定連発”の日韓戦、韓国メディアが球審に強い不信感「この試合の大きな荒れ要因は...」【侍ジャパン】
- 【画像】大谷真美子さんら世界の美女がずらり! 常勝軍団ドジャースの名手たちを支える“ゴージャスでセレブな妻&パートナー”を一挙紹介!
- 【画像】大谷翔平の妻、田中真美子が輝いた“現役バスケ選手時代”を厳選フォトで一挙紹介! 貴重なショートカット時代も




