☆急成長のプロスペクトキャッチャー
2025年シーズン、松尾汐恩には多くの学びがあった。約倍増で契約を更改し「本当にいいこと、悪いことがたくさんありました。本当に毎日が経験というか、いい勉強させてもらいましたね」と3年目のプロ生活を振り返った。
大阪桐蔭で甲子園を席巻し、22年高卒ドラフト1位でプロの門を叩いた松尾は、ルーキーイヤーからファームで非凡さを発揮。昨年は一軍デビューを果たして27試合に出場し、日本シリーズでもヒットを放つなど順調な成長を見せた。
3年目の今シーズンはトレバー・バウアーや藤浪晋太郎とバッテリーを組むなどキャッチャーとして経験を積み、77試合出場で打率.250、ホームラン4、打点18とストロングポイントの打撃でもアピールに成功した。
経験が物を言うキャッチャーのポジション。元サイ・ヤング賞投手のバウアーとのコンビでは、「今年ブロッキングがよくなったんですけれども、それはバウアーに鍛えられたからでもあります」と切れ味鋭いナックルカーブやスプリットチェンジを実戦で止めることで技術も向上した。
また、「ああいうピッチャーをどう導けばいいのか、どういったコミュニケーションを取ればいいのかという部分で、自分の中で一歩引いて聞けるようになったり、自分の意見をぶつけられるようにもなりました。バウアーと組むことで、本当に自分の経験になりました」とプライドの高い外国人との接触から、今までにない学びを得た。
さらにメジャー帰りで、大阪桐蔭高の大先輩でもある藤浪晋太郎ともコンビを組み、「力で勝負できる」ことを感じ取った。「藤波さんの球を受けてから高めを上手く使えるようになりました。それから使う頻度も増えましたね」と、配球面でのバリエーションも増やすことができたと回想する。
すべてを踏まえたうえで、「いろんなピッチャーとコミュニケーションを取れました。技術ひとつにしても、コーチと積み上げながら試合に出ていくことによって少しずつレベルアップできました。ブロッキング、スローイング、キャッチングと去年と比べて手応えを感じた部分はあります」と成長を実感していると明かす。
ただし、「この1球は、どういうリードをすればよかったのかなど、映像を振り返って見ると思うことも多いですし、自分の判断ミスで負けてしまったこともありました」と反省点もあり「それもひとつひとつ経験として次に向けてやっていかないといけないです」と自戒も忘れなかった。
強みのバッティング面でも「レベルの高いピッチャーに対して、今年は結構苦戦しました。思い描いていた自分のバッティングというところまでたどり着けなかったのは、非常に悔しいですね」と唇を噛む。「自分の打てていないところはちゃんとデータで取られていますし、どんどん嫌なところに放り投げてくるなとずっと思っていました」とプロの厳しさを思い知った。
☆相川“監督”との共闘
来季からは今まで手取り足取り指導を受けた相川亮二コーチが監督に就任する。先輩の戸柱恭孝も「野球観がすごい」と舌を巻く元キャッチャーの視点に「本当に周りを見ています。とにかく視野が広くて、自分がどう思っているかを全部読まれていると感じます」と畏怖の念を抱く。「コーチの時から選手を尊重してくれて、意見を聞いてくれるコーチだったので、監督になって来年どういう野球をするのか本当に楽しみです」と高ぶる心も隠さない。
「今年で3年目が終わって、本当にもううかうかしていられないです。もっともっと自覚と責任を持ってやっていかないとダメですし、いつまでも先輩に頼っていてもダメ。自分がもっと前に出ていかないとならない危機感があります」とプロの自覚も十分兼ね備えてきた松尾。「争いは激しいですけれどもレギュラー取って勝ちに貢献して、相川監督を胴上げしたいです」。4年目を迎える天才は、扇の要の座を本気で狙いに行く。
取材・文●萩原孝弘
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2025年シーズン、松尾汐恩には多くの学びがあった。約倍増で契約を更改し「本当にいいこと、悪いことがたくさんありました。本当に毎日が経験というか、いい勉強させてもらいましたね」と3年目のプロ生活を振り返った。
大阪桐蔭で甲子園を席巻し、22年高卒ドラフト1位でプロの門を叩いた松尾は、ルーキーイヤーからファームで非凡さを発揮。昨年は一軍デビューを果たして27試合に出場し、日本シリーズでもヒットを放つなど順調な成長を見せた。
3年目の今シーズンはトレバー・バウアーや藤浪晋太郎とバッテリーを組むなどキャッチャーとして経験を積み、77試合出場で打率.250、ホームラン4、打点18とストロングポイントの打撃でもアピールに成功した。
経験が物を言うキャッチャーのポジション。元サイ・ヤング賞投手のバウアーとのコンビでは、「今年ブロッキングがよくなったんですけれども、それはバウアーに鍛えられたからでもあります」と切れ味鋭いナックルカーブやスプリットチェンジを実戦で止めることで技術も向上した。
また、「ああいうピッチャーをどう導けばいいのか、どういったコミュニケーションを取ればいいのかという部分で、自分の中で一歩引いて聞けるようになったり、自分の意見をぶつけられるようにもなりました。バウアーと組むことで、本当に自分の経験になりました」とプライドの高い外国人との接触から、今までにない学びを得た。
さらにメジャー帰りで、大阪桐蔭高の大先輩でもある藤浪晋太郎ともコンビを組み、「力で勝負できる」ことを感じ取った。「藤波さんの球を受けてから高めを上手く使えるようになりました。それから使う頻度も増えましたね」と、配球面でのバリエーションも増やすことができたと回想する。
すべてを踏まえたうえで、「いろんなピッチャーとコミュニケーションを取れました。技術ひとつにしても、コーチと積み上げながら試合に出ていくことによって少しずつレベルアップできました。ブロッキング、スローイング、キャッチングと去年と比べて手応えを感じた部分はあります」と成長を実感していると明かす。
ただし、「この1球は、どういうリードをすればよかったのかなど、映像を振り返って見ると思うことも多いですし、自分の判断ミスで負けてしまったこともありました」と反省点もあり「それもひとつひとつ経験として次に向けてやっていかないといけないです」と自戒も忘れなかった。
強みのバッティング面でも「レベルの高いピッチャーに対して、今年は結構苦戦しました。思い描いていた自分のバッティングというところまでたどり着けなかったのは、非常に悔しいですね」と唇を噛む。「自分の打てていないところはちゃんとデータで取られていますし、どんどん嫌なところに放り投げてくるなとずっと思っていました」とプロの厳しさを思い知った。
☆相川“監督”との共闘
来季からは今まで手取り足取り指導を受けた相川亮二コーチが監督に就任する。先輩の戸柱恭孝も「野球観がすごい」と舌を巻く元キャッチャーの視点に「本当に周りを見ています。とにかく視野が広くて、自分がどう思っているかを全部読まれていると感じます」と畏怖の念を抱く。「コーチの時から選手を尊重してくれて、意見を聞いてくれるコーチだったので、監督になって来年どういう野球をするのか本当に楽しみです」と高ぶる心も隠さない。
「今年で3年目が終わって、本当にもううかうかしていられないです。もっともっと自覚と責任を持ってやっていかないとダメですし、いつまでも先輩に頼っていてもダメ。自分がもっと前に出ていかないとならない危機感があります」とプロの自覚も十分兼ね備えてきた松尾。「争いは激しいですけれどもレギュラー取って勝ちに貢献して、相川監督を胴上げしたいです」。4年目を迎える天才は、扇の要の座を本気で狙いに行く。
取材・文●萩原孝弘
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