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プロ野球

【DeNA】ブレイクの宮城滝太「勝ちパターンで投げるピッチャーはこんなもんじゃない」入来コーチも「もっといいパフォーマンスができる」と太鼓判!

萩原孝弘

2025.11.21

今季は50試合に登板し、4勝1敗、14ホールドをマークした宮城。写真:萩原孝弘

今季は50試合に登板し、4勝1敗、14ホールドをマークした宮城。写真:萩原孝弘

☆ブレイクを果たした右腕

 「今年一年経験できたことは、自分の中でも本当に自信になりました」。今シーズン貴重な中継ぎとして飛躍を遂げた宮城滝太は、契約更改を終え満足げな表情を浮かべた。

 18年の育成1位で入団した宮城は、2年目には独立リーグに参戦するなど研鑽を積み、4年目の7月に支配下登録を勝ち取った。翌年は一軍デビューを果たし11試合に登板。お立ち台に上がるなど頭角を現したが、昨年は春先に生じた肉離れの影響が長引きわずか1試合登板と苦しんだ。

 
 捲土重来を期した今シーズンは自身初の開幕一軍を掴むと、モップアッパーに回跨ぎにとフル回転。12試合無失点の続いた5月16日には、遂にプロ初勝利をマークするなどチームに貢献した。

 最終的には50試合登板で4勝1敗、14ホールド、防御率2.09とブレイクスルーを果たし、倍額以上アップをゲット。「どんな場面でもマウンドに上ってくれた、チームが苦しいときにいいピッチングをしてくれたという評価をしてくれました」と球団からも労われ「本当に自分の中でやれると思って、今年のシーズンに臨んだので、もちろん数字的な50試合っていうのはすごい嬉しいことですけど、やっと自分の持ってる力を出せた、証明できたことが嬉しいです」と、自信と結果を一致させたことに胸を張った。

 徐々にブルペンの序列を上げていき、勝ちパターンのセットアッパーとしても機能したが「自分の中では勝ちパターンで投げるピッチャーはこんなもんじゃないと思ってるんで、まだまだだなっていうのを痛感したようなシーズンではありました」と課題も見えた。

「やっぱり後半戦、数値的にも身体的にも…通用しないわけではないですけど、まだ1年間しっかり戦い抜くためにはもっと必要なことがたくさんあるなっていうのを感じました。やっぱり1年間リリーフとしてチームに帯同して50試合登板して、これを何年も続ける先輩方はとんでもないなと正直感じましたね」と初の一軍の厳しさを実感。それを踏まえたうえで「まずはこの1年間の流れっていうのを、そもそも自分の中で経験したことがなかった。そういう意味では、今年経験できたものは本当に自分の中で強みだと思ってるんで、来年は過ごし方も変わると思いますし、よりいい時間の使い方ができると思っています。そういった意味ではまた来年のシーズンが楽しみになりました」と目をギラつかせた。
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