現地11月25日、ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希について、サイ・ヤング賞投手デビッド・プライスが話した内容を米誌『Sports Illustrated』が報じている。プライスは2012年にタンパベイ・レイズで20勝５敗、防御率2.56を記録しサイ・ヤング賞を受賞。21～22年にはドジャースでもプレーした。

　ドジャース入団１年目の今シーズン、佐々木は５月に右肩の怪我の影響もあり序盤は苦しい投球が続いた。しかし９月下旬にリリーフとして復帰すると、ポストシーズンではブルペンの重要な一角を担い、10回2/3を投げて自責点１、３セーブ、２ホールドと存在感を示した。
  　同メディアによると、プライスは「若い段階でプレーオフを経験できたのは大きい。ロウキが成し遂げたものであり、彼の自信にとって大きな後押しになると思う」とコメントした。

　また、佐々木がシーズン序盤で結果を残せず落ち込んでいた点にも触れ「マイナーで課題を整理し、コンディションを整えて戻ってきた。そしてドジャースにとって重要なアウトをいくつか記録した。それはロウキのキャリアにとって非常に重要だ」と評価した。

　さらに同誌は、プライス自身がルーキーイヤーに救援として重要局面を任された経験を紹介しつつ、「佐々木は来季、先発ローテーションを期待されている」と伝えている。

　今回のプライスの発言からは、ポストシーズンで得た経験が、佐々木の２年目の飛躍につながる可能性が大いにうかがえる。

構成●THE DIGEST編集部

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