ニューヨーク・メッツの専門メディア『AMAZIN‘ AVENUE』は現地11月26日、今オフに埼玉西武ライオンズからポスティングシステムによるメジャー挑戦を表明した髙橋光成に関する記事を掲載した。

　同メディアは右腕のこれまでの野球キャリアを紹介。「前橋育英高校に進学し、多くの人が夢見るようなキャリアを築いた」と高校時代までさかのぼり、「2013年の夏の甲子園大会に出場し、優勝も果たした」と輝かしい成績を綴っている。

　特に11勝を挙げた2021年については、「チームトップの173.2イニングを投げ、オリックスのエースとして君臨していた山本由伸（現ロサンゼルス・ドジャース）に次ぐ好投を見せた」と称賛。翌年はキャリアハイとなる12勝を記録できた理由に関しては、「この成功は投球メカニクスの改善、そしてシーズン中に意図的に伸ばした長髪によるものだ」とユーモアを交えて説いた。
  　また、投球に関しても「速球は、スライダーとシンカーの基盤となっており、それぞれ左右の打者に対して彼が頼みの綱とする空振り三振を奪う球種だ」と分析。そのうえで、プロ入り後に取り入れたカットボールにも次のように言及している。

「2020年からカッターを武器に加え、カーブの投球回数を減らし始めた。一定の可能性を示しており、スライダーをポケットにしまってカッターに切り替え、そこからスライダーで三振を奪えるほどだ」

　さらに投手として長く活躍を続ける精神力についても「スライダーとスプリットは速球と連動しており、右投げの髙橋は自信に満ち溢れている。打者のタイミングと自信を崩せる」と称えている。

　23年シーズンから千賀滉大が所属しているメッツだが、その千賀もトレード候補に挙がっている。新たな日本人投手の獲得が実現するのか、今後の動向に注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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