今オフ最注目のフリーエージェント（FA）選手のカイル・シュワーバーは、今季所属していたフィラデルフィア・フィリーズをはじめ、ニューヨーク・メッツ、シンシナティ・レッズなど複数の球団から関心を集めている。そんな中、ピッツバーグ・パイレーツが４年総額１億ドル（約155億円）の大型オファーを提示したと現地で大きく報じられた。

　その情報について、パイレーツ専門メディア『Yinzers Going Yard』のコーディー・ダンカン記者は自身のXで否定した。「パイレーツがシュワーバーに４年契約のオファーを提示したと、交渉内容を把握している関係者が明かした。その額は確実に１億ドルを超えると見られている」と伝えた上で、こう指摘した。
  「こんなこと言いたくはないが...これはおそらくシュワーバー側が、争奪戦に参戦しているより有力な球団から契約年数と金額を釣り上げる狙いでリークした情報だろう。間違っている可能性もあるが、おそらくそうだ」

　このコメントにパイレーツファンやシュワーバーの去就を追うMLBファンが反応。「おそらく彼を手に入れることはできない」「やはり疑わしい情報」「それはそれでいい。そもそもそんな大金を提示したことが驚き」「これが彼の価値を上げるとは思わない」「彼が１億もらうのは当然だと思う」「陰謀論は信じない」などと、さまざまなコメントが上がるなど、今後の交渉の行方に注目が集まっている。

　32歳のシュワーバーは2025年シーズン、フィリーズで162試合に出場。打率.240、打点132、OPS.928（出塁率.365、長打率.563）、本塁打はナ・リーグトップの56発をマークした。今後の動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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