米スポーツ専門メディア『ClutchPoints』は現地12月８日、ワールドシリーズを戦ったロサンゼルス・ドジャースとトロント・ブルージェイズ間のトレードを思案。ひとりの元オールスター投手が優勝チームに「完璧に合っている」と主張した。

　同メディアがドジャースにフィットするとしたのが、2025年シーズンの開幕投手を務めた31歳のホゼ・ベリオス投手だ。25年は９勝５敗とまずまずの成績を残したものの、９月に右肘の炎症で負傷者リスト入り。ポストシーズンの登板はなかった。

　同メディアによると、ブルージェイズは今オフにディラン・シースとコディ・ポンセという実力十分の先発投手と契約したため、ベリオスの序列が相対的に低下。球団がトレード市場に出す可能性があるという。
  　ドジャースがベリオスを獲得するメリットとして、「明確な基礎を持つ選手の能力を最大限に引き出す」球団である点、「ローテーションの層の厚さを強化」できる点を挙げた。

　同メディアが紹介したトレード案は次の通りだ。

ドジャース獲得：右腕ホゼ・ベリオス
ブルージェイズ獲得：右腕ギャビン・ストーン、左腕ジャクソン・フェリス

　トレード要員に挙がった27歳のストーンは24年シーズンに25先発で11勝。25年は右肩の手術の影響で登板がなかった。21歳のフェリスについては「ブルージェイズに長期的な投手育成プロジェクトをもたらす」と評価した。

　３連覇を狙うドジャースにとって決して安い代償ではない。しかし同メディアは、「経験豊富な先発投手を即座にローテーションに組み込めるのは、競争のタイムラインに完璧に合っている」として、“今”勝ちにいくためにはプラスになる動きだと結論付けた。

構成●THE DIGEST編集部

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