米カリフォルニア州の日刊紙『Orange County Register』のビル・プランケット記者は現地12月８日、ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督のコメントを紹介。今オフの補強に関する指揮官の考えを紹介した。

　３連覇に向け、カイル・タッカー（シカゴ・カブスからFA）やコディ・ベリンジャー（ニューヨーク・ヤンキースからFA）ら大物選手の獲得が噂される今オフのドジャース。だが、ロバーツ監督は「特に大きな動きは必要ないと考えている」と積極的な補強を行なわない可能性を示唆した。

　特に昨オフ、クローザーの役割を期待して４年7200万ドル（約112億円）で獲得したタナー・スコット投手が不振に終わっており、ブルペン陣が補強ポイントのひとつだと言われている。そんななか、ロバーツ監督は次のようにスコットの実力と２年目への期待を明かし、リリーフ投手の補強に関する考えを語った。
  「スコットにとって、昨季（2025年シーズン）は例外的な年だったと今でも思っている。専任のクローザーである必要はないが、来年はもっと良くなると感じているよ。とはいえ、ハイレバレッジのリリーフ投手を獲得するのは、決して悪い動きではないけどね」

　この発言にドジャース専門メディア『Dodgers Way』は、「デーブ・ロバーツ監督が期待外れのオフシーズン計画でファンの期待を打ち砕く」と題した記事を公開。過去２年間で大型補強を続けてきたため、「ドジャースファンにとっては数か月間、眠い時期となるだろう」としつつ、同時に「ブルペンに新戦力が加わるのは否定できない」と大型補強ではないにしてもリリーフ投手の加入はあると見通した。

　ロバーツ監督のコメントにもある通り、現状のブルペン陣は戦力補強が必要な状況だ。フロント陣がどのような決断を下すのか、注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

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